2007年12月17日

サンタさんのおやつってなぁに?

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食育:食が育てる子供の心

サンタさんのおやつについて
子供が幼稚園くらいの頃だったでしょうか。
ある日、本屋さんでパラパラとお菓子の雑誌をめくっていた時の事。
ヨーロッパなどではクリスマスプレゼントを届けてくれるサンタさんのために、家族みんなでクッキーを作り、ミルクも用意してあげるということを知りました。
子供達が寝ている間にたくさんのお家を次から次へとまわって歩くサンタさんは、お腹もすくし、喉もかわきます。
せめて一息つけるようにという気遣いが、その時私の心に染みたのです。

それまでは、「サンタさん僕おりこうさんにしてるから、必ずプレゼントを届けてください!!」と自分のことだけを願っていた息子でした。
けれど、その事を話して聞かせ「サンタさんがこのお家で一休みできるようにおやつを作ろうね!」と一緒にクッキーを作り始めて以来、我が家のクリスマスにはなくてはならないものの一つとなりました。
いつの間にか小学校高学年になってしまった息子が、いつまで一緒に作ってくれるのか定かではありませんが、せめてもう少しの間楽しめたらいいなと思っています。
よそのお家とは一味ちがうおやつがあったら、サンタさんもきっと喜んでくれるに違いありません。冬休みになる頃ですから、ぜひお子さんと一緒に作ってみてください。

【サンタさんにもメタボ対策】
今年は生乳の生産調整の為、いつも使っている業務用の発酵バターが品薄で、手に入らなかったのでバターたっぷりのクッキーはやめました。
カロリーも気になるし・・・
夜中の一息にはカロリー控えめのおやつがいいですよね♪
サンタさんもメタボが気になるお年頃だったりして・・・?

<紅茶のビスキュイ・キュイエール>
材料
 ・卵黄 40g
 ・卵黄用グラニュー 42g
 ・卵白 64g
 ・卵白用グラニュー@ 9g
 ・卵白用グラニューA 12g
 ・薄力粉 32g
 ・強力粉 32g
 ・紅茶の葉(アールグレー) 13g
 ・その他に粉糖

準備
 *ボウル(深型大小各1)ハンドミキサー(羽2本)、丸口金(1cm径)、
  絞り出し袋、カード、ゴムべら、オーブンペーパー、キッチンタイマー
 *紅茶の葉をミキサーやミル・すり鉢などで細かく粉末状にし、振るっておく。
 *薄力粉・強力粉に上記の紅茶の葉を加え一緒にし、2回振るっておく。
 *グラニューはわかりやすいように卵黄用、卵白用@、Aにわけておく。
 *オーブンを170℃に温めておく。
 *天板にオーブンペーパーを敷いておく。

 
作り方
 1.深い小さめのボウルに卵黄を入れ、ハンドミキサーの羽一本だけをつけ中速で
   15秒ほどほぐし、卵黄用のグラニューを一度に加え高速で3分間を目安に
   泡立てる。
   だんだん白っぽくなりミキサーを止めてすくい上げた時、リボン状にたれて
   筋が残るくらいであればOK。消えにくい泡なので10分程度おいても大丈夫。
 2.卵黄の泡立てで使った羽は、洗剤をつけて良く洗い、しっかり水気を
   ふき取っておく。
   油分や水分が混ざると、卵白が泡立ちにくくなるので丁寧に作業すること。
 3.深めの大きいボウルに卵白を入れ、グラニュー@の9gを加えハンドミキサーの
   羽2本にして中速で1分程よくほぐす。
 4.高速にして2分30秒ほど泡立てたら、グラニューAの12gを一度に加え更に
   泡立て続ける。
   ボウルを逆さまにしても落ちてこないくらいしっかり泡立てること。
 5.充分に泡立ったら、@の卵黄を加え泡が消えないようにゴムべらでゆっくり
   混ぜていく。
 6.泡立てた卵白と卵黄が2/3程度混ざったところで、振るっておいた粉類を
   少しずつ加える。
   出来ればお子さんや、ご主人に少しずつ振り入れてもらいながら混ぜていくと、
   泡が消えにくくしっかりした生地になる。
 7.ボウルについた生地をゴムべらで時々払いながら混ぜて行き、だいたい粉が
   混ざったら更に20〜25回混ぜる。
   ゴムべらですくい逆さまにしても落ちないくらいの硬さになればOK。
 8.カードで端から生地をすくい上げ、丸口金をつけた絞り出し袋に入れたら、
   すぐにオーブンペーパーに絞り出して行く。天板が一つしかない場合でも
   オーブンペーパーに全ての生地を絞り出しておき、順番に焼いていくこと。
   細長タイプは口金を斜めにし、ペーパーにつけながら3cm程絞りだし、
   絞った方向と反対に口金を向け生地を切る。丸いタイプはペーパーに
   直角になるように口金を向け直径2cm位に絞り、口金をまわしながら生地を切る。
   焼くと膨らんでくるので、あまり近づけて絞らないこと。
   それから、一つのペーパーにいろいろな形を絞り出すと、均一に焼けないので
   必ず一種類だけを絞ること。
 9.絞り終わったら茶漉しなどで粉糖を全体に均一に振りかけ、5分おいてから
   もう一度全体に粉糖を振りかける。
   150℃に温度設定を下げたオーブンに入れ35分くらいを目安に焼いていく。
   このお菓子はあまり焦げ目をつけずに乾燥焼きするので、時間になったら
   一つ取り出し冷ましてから食べてみて、乾燥しているのを確認してから全部を
   取り出すこと。
10.焼きあがったものはオーブンペーパーごとケーキクーラーに乗せて充分に冷ます。
11.冷めたものは湿気ないようスクリューキャップの密閉容器にいれ、
   更に乾燥剤を入れて保存すると良い。

 *カリカリした食感が命なので、くれぐれも湿気ないように保存してくださいね!
 *洋菓子の中でもバターやオイルを使わないヘルシーメニューです。
   少々食べ過ぎても安心ですよ。
 *10日くらいは充分美味しく食べられるので、年末の大掃除に疲れたら、
   熱々のミルクティーなんかと一緒に一息入れてもいいですね!!
   手作りの美味しさに癒されてもうひと頑張りしましょう♪

制作者プロフィール
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posted by 料理 レシピ at 10:00| レシピby西舘友子