2007年11月30日

カロリー控えめブッシュ・ド・ノエル

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家族の喜ぶママの味♪

クリスマスイヴはお料理の準備などで慌しいので、ケーキの土台は前日に焼いておくといいですね。仕上げに使うホワイトチョコのコポーも予め作っておくと当日慌てなくて済みますよ。
写真では紅茶のキュイエールで作ったきのこを飾っていますが、きのこまで手作りとなるとあまりに手間がかかってしまうので、無理せず市販品を活用しちゃいましょう!
焼きっぱなしのケーキとは違い仕上げるまでの工程が多いので、前日と当日の手順に分けてご紹介します。
せっかくのクリスマスですから、是非とも思い出に残るスペシャルケーキにトライして下さいね!!

<前日の準備・作業>
スポンジ生地(30cm×30cmの型一台分)の材料
*オーブンに付いている天板は中央が盛り上がっていて、角も丸くなっているものが多く
 きれいに四角く焼けないため、できればロールケーキ専用の型で焼いた方が美しく仕上がります。

 ・薄力粉 45g
 ・グラニュー糖 70g
 ・卵(Lサイズ) 3個
 ・生クリーム 大さじ2

準備
 1.小麦粉は2回振るっておく
 2.型に更紙を敷く(角をキッチリ四角に折って敷くときれいに焼ける)
 3.オーブンを180℃に温めておく

 
作り方
 1.ボウルに卵を割り、ホイッパーで軽くほぐしグラニュー糖を一度に加えたら
   ざっと混ぜる。弱火にかけ底が煮えしまわないように、ホイッパーで
   ずっとかき混ぜ続け、人肌(35度くらい)まで温める。
   (あっという間に温まるので気をつけて!心配な方は湯煎で温め、
    温度計で確認すると良い)。
 2.火からはずして、ハンドミキサーに換え直ぐに泡立て始める。
   最速で3分30秒を目安に泡立てる。
   (手早くやらないと、せっかく温めた卵の温度が下がるので注意!)
 3.速度を一つ落として、さらに1分程泡立てる。ハンドミキサーの羽で
   すくい上げた時、リボン状になってしばらく筋が残るくらい泡立っていればOK。
 4.木べらかゴムべらに換え粉を混ぜていく。
   できれば誰かに少しずつ振り入れてもらいながら混ぜて行くとよい。
   一人でやるときは、少しずつ粉を加え混ぜること。先に入れた粉が少し
   残っている状態で、次の粉を入れると混ぜすぎにならない。
   時々周りに付いた生地を払って全体が均一になるように混ぜていく。
 5.生クリームを温めておき、全体に行き渡るように混ぜる。
   (Cと同様にボウルの周りについた生地もゴムべらでていねいに払い混ぜること)
 6.型に生地を流し入れ、カードなどでならし180度のオーブンで10分ほど様子を
   見ながら焼く。
   (それぞれのオーブンで焼き上がりが異なるので、時間はあくまでも目安。
    中央部分に竹串を刺して何も付いてこなければOK)。
 7.全体にきれいな焼き色が付いたら取り出し、型からはずして紙を付けたまま
   逆さまにしてケーキクーラーに乗せて粗熱を取る。
 8.粗熱が取れたら、乾燥しないようにラップなどで覆って完全に冷ます。
   (温かいくらいでラップをすると乾燥しにくい)
 9.冷めたら更紙を下にして型にもどし乾燥しないようにラップをして、
   そのまま冷蔵庫で次の日まで保存しておく。

コポーの材料
 ・ホワイトチョコレート(板状) 適量(必要量30〜50g程度)

作り方
 1.ホワイトチョコのコポーを作っておく。
   板状のチョコは、小さいと手に持ちにくいのである程度厚みのある大き目の
   ものを選ぶこと。
   ピーラーでチョコを削るとき、硬すぎても軟らかすぎてもきれいに削れないので、
   常温にしばらく置いて硬さを調節してから削る。
   (タオルなどを巻き、手の温度が伝わらないようにして削ると溶けにくい)
   削ったものは密閉容器に入れ冷蔵庫で保存しておくこと。


<当日の準備・作業>
仕上げの材料
resipi_071130-2.jpg  ・きのこの形のお菓子  2〜3個(お好みで)
  (メレンゲの焼き菓子でもOKです)
 ・銀箔シュガー  小袋(1g) 一袋
 ・苺コンフィチュール(300g)  一袋
 ・生クリーム(乳脂肪分30%) 300cc
 ・グラニュー糖  15g
 ・フォーションティーリキュール  45cc

 *小さなお子さんがいらっしゃる場合は、
  ティーリキュールを加えず、
  ティーエッセンスにしましょう。
  その場合はほんの2〜3滴程度にしてください。

準備
 1.苺コンフィチュールを果実と汁に分けよく汁気を切り、果実を縦半分に
   切っておく。それぞれを密閉容器に入れ、冷蔵庫で冷やしておく。
 2.生クリームにグラニュー糖とフォーションティーリキュールを加え、
   氷水でボウルを冷やしながら泡立てていく。
   (クリームの舌触りが悪くなるので、必ず冷やしながら泡立てること!!)
   ホイッパーですくい上げた時、角がお辞儀するくらいに泡立てておく。
   ☆小さなお子さんが召し上がる場合にはティーエッセンスを使うこと。
 3.スポンジ生地の紙をはずし、紙の上に焼き色が付いている方を上にして置く。
   巻き終わりになるところをおさまりがいいように、巻き始め側から巻き終わり
   方向に2〜3cmの幅で斜めにカットする。
 4.巻き始めに4〜5本切れ目を入れておくときれいに巻ける。

ロールケーキの作り方
 1.4〜5本切れ目を入れておいた方を手前にして置き、コンフィチュールの汁を
   刷毛で全体に軽く塗っていく。
   (巻き終わりの斜めにカットしたところには塗らない。)
   汁は全部を使い切らなくて良い。
 2.生クリームのおよそ半分の量を均一に塗っていく。
  (残りの生クリームは仕上げで使うので必ず冷やしておくこと)
   巻き終わりのカットした部分には塗らない。
 3.カットしておいた苺を全体に散し(巻き終わりギリギリには散らさないこと)、
   切れ目を入れた側から手で芯になる部分を作り、下に敷いた紙を巻き簾のように
   使ってくるくると巻いて行く。
 4.巻き終わりを下にして、ロール全体を紙で包み、冷蔵庫で一時間以上なじませる。

仕上げ(ディナーの前にやっておきましょう!)
 1.残りの生クリームを平口金(波型)の付いた絞り袋に入れ、頂点から
   一気に絞っていく。
 2.絞り終わったらフォークで筋目をつけ、片側をC〜5cm斜めにカットし、
   切り落とした方が見えるようにロールケーキの上に乗せる。
   巻き終りのクリームが付いていない部分にも同様にクリームを絞り筋目
   をつけ整える。
 3.もう一方の端を整えるように1cm程カットし、きのこのお菓子を飾り
   保存しておいたホワイトチョコのコポーを振りかける。
   さらに銀箔シュガーを全体に振りかけたら出来上がり。
 4.下記の保存方法を参照し冷蔵庫で冷やしておく。
   *ディナーの後がちょうど食べごろですよ〜!!

切り方
せっかく頑張って作ったケーキですから、きれいにカットして食べたいですよね。
それにはちょっとしたコツがあります。
めんどうでも、大き目の計量カップなどに熱いお湯を入れナイフを温め、布巾で水気をふいてから切ります。
そうするとお店のケーキのように美しい切り口になりますよ。
(もちろん切れ味の良いナイフを使うのが鉄則です♪)
たくさんカットする時も、同じ作業を繰り返します。お湯で火傷しないように気をつけてお試し下さい。

保存方法
頑張って作ったケーキもご馳走が多いと残念ながら食べきれないこともありますよね。
デコレーションしたまま取っておきたくてもケーキカバーを持っているわけじゃ無いし…
そんなときは、どこのご家庭にもあるもので代用しちゃいましょう。
大きめの密閉容器(深いタイプがgood)のふたにケーキをのせ、本体をふたにしてケーキカバーのように使うと、取り出すのも簡単でとっても便利ですよ。ケーキは乾燥しちゃったら台無しですからね。
生クリームで仕上げたケーキなので、必ず冷蔵庫で保存し次の日には食べきるようにしましょう!!

制作者プロフィール
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posted by 料理 レシピ at 10:00| レシピby西舘友子