2013年02月07日

ファストフィッシュで簡単パスタ 〜銀鮭編〜

ファストフィッシュでパスタ
調理済みサーモンのおもてなし風活用術(食材王国みやぎ2月の地産地消メニュー)

 日本は海に囲まれた国でありながら、魚の消費量は近年低迷の一途を辿り、ついに2006年には肉類の消費量が魚を超える事態となりました。
そんな危機的状況を打破しようと水産庁が「魚の国のしあわせプロジェクト」の目玉として取り組んでいるのが「ファストフィッシュ/Fast Fish」です。

耳慣れない方も多いと思いますが、「下処理が面倒!」とか「臭みが気になる」、「骨が嫌で食べたがらない」などなど敬遠されがちなお魚を、骨を取って下処理も済ませ、味付けまでして簡単においしく食べられるように工夫した商品を選定し認定したものなのです。
価格帯もリーズナブルとなれば、使わない手はありませんよね。

今回はみやぎの銀鮭のファストフィッシュを使ってほんのりピンクのバレンタインメニューに仕上げてみました。
大きめのフライパン一つで2人分のパスタが簡単に作れますので、ぜひトライしてみてね。


材料(2人分)
resipi-130207-2.jpg ・乾麺のロングパスタ(太さはお好みで)  160g
・銀鮭のファストフィッシュ    2切れ入り1パック
・セロリ             1本(茎の部分)
・玉ねぎ             1/2個
・ケッパー            小さじ1
・ニンニク            1片
・オリーブオイル         大さじ1
・旨塩              小さじ1〜
・生クリーム           50cc
・牛乳              50cc
・黒コショウ (粗挽き)     適量
・パセリ (ドライ可)      少々
・お湯              600cc



準備
 * 銀鮭は袋から取り出し、5〜6等分の削ぎ切りにし、両端の切り身をみじん
   切りにしておく。
 * セロリは茎の細い方半分はみじん切りにし、幅の広い方は斜めにスライス
   してそれぞれ分けておく。
 * 玉ねぎは半分をみじん切り、残りを繊維に沿ってスライスしそれぞれ
   セロリと同じ容器に分けておく。
 * ケッパーとニンニクもみじん切りにしてセロリのみじん切りと一緒にしておく。
 * 出来上がり直前になったら盛り付ける器を温めておく。

作り方
 1.直径26〜28cmの深型のフライパンにセロリ、玉ねぎ、ニンニク、
   ケッパー、銀鮭のみじん切りを入れ、オリーブオイルを加えて中火にかけ、
   ゆっくりと香りを出しながら炒めていく。
 2.5〜6分炒めて野菜に透明感が出てきたら旨塩小さじ1を加えて全体に
   なじませてからお湯600ccを入れ、更に銀鮭のパッケージに残ったオイルや
   スパイスも全てこそげて加える。
 3.軽く沸騰したらロングパスタを半分に折ってフライパンに入れ、
   くっつかないように菜箸でかき混ぜながら茹でていく。(フライパンは面積が
   広い分、強火にすると水分が飛び過ぎて、茹で上がる前にお湯が
   なくなってしまうので、中火以下で様子を見ながら茹でましょう。)
 4.茹で時間表示の2〜3分前くらいになったら、一度茹で加減をチェック
   して硬すぎるようならもう1分位茹でてから、セロリの斜め切りと
   玉ねぎのスライスを加え、全体をよく混ぜ合わせて更に加熱していく。
 5.野菜がしんなりしたら銀鮭の削ぎ切りを加え、なるべく身が崩れないように
   静かに裏返し、銀鮭に火が通ったら生クリームと牛乳を加え軽く沸騰させ、
   味見をして足りなければ旨塩で味を整えて出来上がり。
   (パスタの茹で加減は水分とのバランスもあるので、時々チェックして
   お好みの状態で火を止めましょう。)
   温めておいた器に盛り付け黒コショウ、パセリをトッピングして
   さあ召し上がれ!

 * クリーム系のパスタですが、私達中高年でも美味しくいただけるよう
   さっぱりとした味わいに仕上げました。お好みで牛乳を全て生クリームに
   すると、さらにコクのある味わいになります。


【あとがき】
resipi-130207-3.jpg  核家族の上に働く主婦が増え、仕事も家事もこなさなくてはいけないおかあさんは本当に大変です。お子さんが小さいうちは尚更手がかかるので、精神的にも時間的にも余裕はないといってもいいでしょう。そうなると手間のかかる魚料理が敬遠されてしまうのも納得です。

 ならば手始めにフライパンで焼くだけとかレンジで加熱するだけとか、下処理だけでなく味付けまでしてくれたファストフィッシュで、まずは家族でお魚を食べる習慣を身につけて、慣れてきたら骨のあるお魚にもチャレンジしていけばいいのではないかと思います。

 小学校6年生くらいまでに習得した味覚が、大人になっても恋しく思うそうなので、たくさんお魚を食べさせてくださいね。



西舘 友子

posted by 料理 レシピ at 10:00| みやぎの銀鮭レシピ