2012年11月29日

ミルフィーユのクリスマスデコレーション

ミルフィーユ
シンプルな見た目で『こりゃうまい♪』の味わい

子供の成長と共に、クリスマスの楽しみ方もどんどん変わってきた我が家です。
クリスマスケーキも可愛らしいものから味わい重視に変わってきました。

 そこで今年はサクサクの食感が命のミルフィーユに決めました。
パイ生地を自分で作るのはとても難しいので、冷凍のパイシートの助けを借りて、その代わり焼き方を工夫します。
 一般的な焼き具合よりかなり濃い目な色合いですが、その分香ばしさとサックサクの噛み心地が楽しめます。

 カスタードクリームとの相性もよく、大満足の仕上がりですよ。
重石をして焼いたパイは見た目よりどっしりお腹に貯まるので、小さめにカットして召し上がれ♪


材料(冷凍パイシート1袋分)
 ・冷凍パイシート(300g入り)    1袋
 ・粉砂糖              適量
 ・カスタードクリーム        1回分
  (2008年9月30日掲載パンプキンパイのカスタードクリームの作り方参照)
 ・生クリーム            100cc
 ・グラニュー糖           小さじ1
 ・苺                1パック
 ・キウィフルーツ(グリーン)    2個

準備
 * カスタードクリームを作って冷ましておく。
 * 冷凍パイシートは冷凍庫から出して解凍しておく。
 * オーブンを230℃(ガスオーブンは熱量が多いので200℃。以下ガス)に
   予熱しておく。

作り方
 1.ロールケーキなどのやや小さめの天板やバットに軽く霧を吹き、
   パイシートを1枚乗せオーブンの上段に入れ6〜7分焼く。
   (油分が多いので、オーブンシートがなくてもくっつきません)
 2.フワッと生地が浮いてきて軽く焼き色が付いたら、天板ごと取り出して
   その上に天板やバットで重石をして、更に6〜7分焼く。
   (時間の短いほうがガスの目安。高温で焼いているので、特に熱量の多い
   ガスは時間設定を短めにして焼き具合をチェックすること)
 3.薄い板状に焼けたら裏返して、また天板を乗せて5〜7分焼く。
 4.天板ごと取り出し、粉糖を茶こしで白く見えるくらいしっかりと振りかけ、
   マフィンなどの型を台にして天板を斜めに傾けて250℃に温度を上げて
   5分(ガスは3分、熱風の来る方向に下げること)を目安に焼くと、
   表面がキャラメルになり香ばしく仕上がる。
 5.同様に残りの3枚すべてを焼き上げ、冷ましておく。
 6.パイを冷ましている間に苺とキウィをよく洗い、ヘタや皮をむいて
   食べやすい大きさにカットして冷やしておく。
 7.カスタードクリームはゴムベラなどで軟らかくほぐしておく。
 8.生クリームはグラニュー糖を加え、氷水に当てながら7分立てにして、
   少しずつカスタードクリームに加えて行き、その都度なめらかに混ぜ合わせる。
 9.Gを1cmの丸口金をつけた絞り出し袋に入れ、冷ましておいたパイの
   キャラメルになった方を上にして端からゆっくり絞っていく。
10.同様に4枚重ねたら苺とキウィを周りに飾って出来上がり。湿気ったら
   台無しのお菓子なので、組み立てたらすぐに召し上がってください。

 * パイはかなり高温で焼くお菓子なので、ちょっと目を離すとあっという間に
   焦げてしまいます。時間を短めにセットしてこまめにチェックしましょう。
 * 1日で作ろうと思うと大変なので、前の日にパイを焼いておいても
   いいですね。その際は十分冷ましてから割れないように天板やバット、
   保存容器のふたなどに乗せて保存袋に入れ、必ず乾燥剤を入れて常温で
   (暖房していない部屋で)保存します。
 * カスタードクリームは組み立てる際、全てを使い切るわけではありません
   ので、残ったものは必ず作った次の日までに食べきるようにしてください。
   食パンに乗せてオーブントースターでこんがり焼いても美味!ですよ〜。


【あとがき】
冷凍のパイシートとは言え、今ではバターがたっぷり配合されたものや、正方形のものなど用途に応じて使い分けができる時代になってきましたね。
 普段はアップルパイにしたり、板チョコを入れておやつにしたりと簡単な手順で作っていますが、クリスマスはやはり特別ですから、ちょっと気合を入れた焼き方でグレードアップしましたよ。

 写真を見て「焼きすぎなんじゃない???」と思われる方も多いと思いますが、洋菓子をあまり口にしない友人のご主人が「こりゃうまいわ!」と言ってくださったそうなので、ほっとひと安心しています。
おうちで作るからこその味わい深いミルフィーユを、是非ご堪能くださいね。



西舘 友子

posted by 料理 レシピ at 10:00| レシピby西舘友子