
みやぎの牡蠣を仙台味噌で旨味アップ!(食材王国みやぎ10月の地産地消メニュー)
みやぎの復興に欠かせない沿岸沿いの養殖事業再生。
牡蠣・海苔・ホタテに銀鮭・ワカメなど私たちにはとても身近な海産物です。
震災以降、養殖が再開して初めて市場に出回った「銀鮭」は、放射能汚染の風評被害に苦しみました。
そして今年の秋は、三陸産の『養殖牡蠣』を待ちわびている人も多いのに猛暑による海水温の上昇で松島湾の「牡蠣」8割の死滅というニュースが報道されました。
再起をかけて立ち上がった漁業関係者がどれほど肩を落としたことか…
想像するに余りあるところです。
今月中旬から『牡蠣むき』がはじまるようで、間もなく三陸産の牡蠣がスーパーに並ぶようです。
繊細な牡蠣の旨味に加えて関係者のあつい思いが凝縮されているはず。
是非お買い求め頂いて美味しくお召し上がり頂きたいものです。
今回ご紹介のお料理は、2009年10月20日掲載「新鮮ホタテで七五三のお祝い」でご紹介のホタテの素味噌焼きを牡蠣用にアレンジしてみました。
仙台味噌の伝統的な風味が牡蠣の美味しさをグレードアップしていますので是非お試しください
牡蠣の下処理
美味しさを左右する大きなポイントです。しっかりと行ってください。〇 牡蠣の剥き身をボウルに入れ、小さじ1程度の塩を振り、手で全体を優しく
混ぜながら汚れを浮かせ流水で充分に洗って水気を切り、更に
ペーパータオルなどで水分を拭き取っておきます。
牡蠣の素味噌の材料(3〜4人分)
・牡蠣のむき身(水無し) 100g前後・牡蠣用素味噌 適量
※作り方は下記参照
作り方
〇 アルミの容器に牡蠣を並べオーブントースターや両面焼きの魚焼きグリルで表面に軽く火が通る程度に焼き付け、いったん取り出して素味噌をかけて、
再び焼き付けて軽く焦げ目が付くまで焼いていきます。
(魚焼きグリルの時は熱源が近く焦げやすいので弱火で焼くこと。)
* 殻付きの牡蠣やホタテが手に入った時は、きれいにタワシで殻を洗い
5〜10分ほど煮沸消毒をして盛り付けに使うとより豪華に見えてgood!
牡蠣用素味噌の材料(作りやすい分量)
・卵黄 1個分・仙台味噌 20g
・みりん 10 cc
・サラダ油 30 cc
・旨塩 ひとつまみ
・醤油 数滴
牡蠣用素味噌の作り方
1.卵黄にひとつまみの旨塩をいれてミニホイッパー等でよく混ぜ合わせます。※塩と卵のたんぱく質が反応し、粘度が出てくるまで混ぜ合わせましょう!!
2.上記1にサラダ油を3回くらいに分けて入れながらその都度よく混ぜ
合わせ、乳化させていく。
3.仙台味噌にみりんを入れて塊りがないようによく混ぜ合わせ、上記2.の
半量を入れて溶き、更に残りの上記2を合わせて混ぜ合わせます。
(みその塊り防止の為)
※ ホタテの素味噌焼きは2009年10月20日掲載の
『新鮮ホタテで七五三のお祝い』の中ごろ「ホタテと茄子の素味噌焼き」を
ご参照ください。