
暑い日の常備菜にぴったりの一品
今年、初めての味に感動した茎ワカメの煮もの。
茎ワカメ独特の食感が何とも言えず、噛みしめるごとに甘酸っぱくてピリッと辛く、
後味に旨味が広がる深い味わいです。
そろそろ季節外れになってきた感はありますが、今年のような暑い毎日にはぴったりの常備菜です。
茎わかめは、早春の頃に生で売られているのが一般的ですが、旬を過ぎるとスーパーからは姿を消してしまいまが、三陸沿岸沿いの海産物を取り扱うお店なら当たり前のように『塩蔵』で売られていて、『塩蔵わかめ』よりお手頃価格です。
独特の食感が大好きな母は、きんぴらごぼうのように炒り煮が十八番料理。
困った時の一品の為に『塩蔵くきわかめ』を冷蔵庫に常備していないと不安なようです。
母から受け継いだお料理は後日ご紹介するとして、今年の夏マイブームになった一品のご紹介です
◇茎ワカメのすっぱ辛煮
材料(作りやすい分量)
・茎わかめ(塩蔵) 200g・干ししいたけ(小) 5枚
・青唐辛子 5本/お好みで辛さは加減して下さい
・生姜 1/2パック
・酢 300CC
・干しシイタケの戻し汁 200CC
・砂糖 150g
・みりん 50CC
・うすくち醤油 50CC
準備
1.茎わかめは、たっぷりの水に浸してもどし、食べやすい大きさに切りそろえておきます
(細い部分はキッチンばさみで2〜3本束ねて切ると便利です)
2.干しシイタケは、1.5カップの水に浸してもどし半分に切ってから
2〜3mmの薄切りしておきます
(茎ワカメも干しシイタケも夏場は冷蔵庫で戻すと良いでしょう)
3.青唐辛子は、へたを取り小口切り、生姜は皮をむいて千切りにしておきます
作り方
@ 鍋に酢と砂糖、シイタケの戻し汁を入れて中火にかけ、砂糖を煮溶かしながら青唐辛子と生姜を入れて煮汁を全体の2/3程度に煮詰めます。
A いい塩梅に煮汁が煮詰まったら茎ワカメ全体が煮汁に浸るように鍋に均等に
なるように入れて焦がさないように煮詰めます。時々鍋を上下にゆすり、
茎ワカメの上下を入れ替えるようにしながら茎ワカメ全体が均一に火が
盗るように注意しましょう。
B 鍋底に煮汁がなくなる寸前にシイタケとみりんを入れて全体に味をなじませ、
うすくち醤油を全体にまわし入れて火を止めます。
C 鍋をゆすりながら茎わかめ全体に調味液が浸み込むようにして味を調えたら
常温になるまで味をしみ込ませて出来上がりです。
あとがき
茎ワカメの炒り煮は、母の十八番料理で結婚当初から主人の実家に行くと雄勝町の海産物やに足を延ばしておみやげに良く茎ワカメを買い求めていたものでした。ところが東日本大震災により壊滅状態の雄勝町。昨年は手に入りませんでした
今年のお盆に東日本大震災により姿を消してしまった主人の実家に足を運ぶ時、ちょっと足を延ばして雄勝の仮設商店街でみつけて思わず2袋買い求めました。
母も大喜び!
ちょっとした親孝行気分でした。
お彼岸にお墓参りに行ったら又買ってきてあげようと思います。