先人から伝わる創意工夫の味わい
今年も夏野菜が元気に育ってくれました。
きゅうりやミニトマト、ゴーヤーにピーマンはすっかり我が家の定番野菜。
毎年初収穫の時にはワクワクドキドキしてしまいます♡
しかしそんな感動も束の間、毎日毎日登場するといつのまにか誰も見向きもしなくなるのが悩みの種。せっかくの採れ立て野菜なのに〜〜〜!!
そんな時けっこう使える技が「佃煮」なんですよ。
前回ご紹介のゴーヤーもそうですが、ピーマンもさっと炒めたりするより格段に分量が減って無駄にならないんです!
しかも保存性も良くなってうれしい限り。
くたくたに煮えたピーマンはとっても軟らかく、歯の弱い年配の方でも美味しく食べられますよ。
暑い日にはナス炒り(2011年8月18日掲載おすすめ茄子料理のナス炒り参照)と同じように冷やした佃煮を熱々のご飯に乗せて食べるのがまたおいしいのです
どうぞお試しあれ〜♫
材料(作りやすい分量)
・ピーマン 12個・自家製焼鳥のたれ 大さじ1
(2009年10月8日掲載牛肉とごぼうの甘辛煮のページ参照)
・日本酒 大さじ1
・水 100cc
・唐辛子(お好みで) 1/2本(種は取り除く)
作り方
1.ピーマンはよく洗い、縦半分に切ってヘタと種を取り、更に縦に半分に切ってから横半分に切っておく。
2.鍋に焼鳥のたれと日本酒、水を加えて一煮立ちさせたら(唐辛子を加える
場合はこの時一緒に入れてね。)切っておいたピーマンを加え中火で
軟らかくなるまで煮たら、弱火にして汁気がなくなるまで煮含める。
3.保存する時は密閉容器に入れ、湯気がこもらないように蓋をずらし充分に
冷ましてから冷蔵庫に入れること。水気があると腐敗しやすいので注意。
一週間程度で食べきりましょう。
* 焼鳥のたれはとても焦げやすいので時々かき混ぜながら煮含めること。
* 熱々でもキンキンに冷たくてもどちらも美味しいです。
【あとがき】
この「ピーマンの佃煮」は、子供の頃伯母が作ってくれた味を思い出して作ったものです。
当時は「え〜ピーマンを佃煮にしておいしいの???」なんて思ったのですが、ピーマン独特の青臭さが無くなり、甘辛さがご飯に合ってたまらなくおいしかったなぁ〜。
今は高齢になって畑仕事も思うように出来なくなってしまったけれど、野菜作りの達人だった伯母は、丹精こめて作った野菜を無駄にしたくなかったのでしょう。
創意工夫が生み出した味わいは、時代を超えて今我が家の食卓にも上っています。
先人の知恵に感謝ですね。