
新感覚なたくあん漬けのリメイク術
お正月の頃にはついつい食べすぎる『たくあん漬け』も季節がはずれると風味が落ちて見向きもしなくなるものです。
手間ひまかけて作る自前の『たくあん』が少なくなったのもそんな理由からではないでしょうか?!
だからこそ、昔ながらの糠漬けたくあんは高級品で、1本500円とか800円とかするんだよな…
そんな事をあれこれ考えている時に目からうろこの食べ方に出会い、今ではすっかり我家の定番メニューとなりました。
たくあん漬けの独特の食感と新たまねぎのフレッシュな味わいが何ともいえません。
今がまさに旬の新玉ねぎと食べ残しの古いたくあん漬けで新たな一品にしてみませんか。
材料(作りやすい分量)
・たくあん漬け 1/4本・新玉ねぎ(中) 1/2個
・うすくち醤油 小さじ1杯
・ごま油 小さじ2杯
・炒りごま 適量
下準備
@ たくあん漬けは5ミリ幅の千切りにして15〜30分くらい水にさらしておきましょう。
(さらす時間はたくあん漬けの塩分や風味の損傷具合により変わります)
A 玉ねぎは繊維に沿って薄切りにしておきます。
(辛いのが苦手な方は水にさらしましょう)
作り方
◎ 千切りたくあんは、ザルなどにあけて水分を切り、キッチンペーパーなどで更に水分を除いたら玉ねぎと混ぜ合わせ、ごま油とうすくち醤油で調味して
出来上がりです。
※ お好みで、炒りゴマやすりおろし生姜をかけると一味変わりますよ。
【あとがき】
母の漬けるたくあん漬けは子供たちも大好きで、一家全員が揃うお正月には定番のお茶請けです。それぞれ好みでマヨネーズや七味などをつけてボリボリ食べる姿は圧巻で、母は嬉しそうに目を細めます。
そろそろたくあん漬けの漬け方を母から受け継ぐお年頃になっているのは重々承知している一方で、母の十八番を取り上げてしまうのはいかがなものかと思いもします。
子供や孫たちからの『やっぱり沢庵は婆ちゃんのだよね♪』という褒め言葉が、年老いた母の励みとなっているからです。
せいぜい、私は懸命に手作りしている母のたくあん漬けが最後の最後まで美味しく食べきれるよう工夫を凝らそうと考えるようになっています。