
残ったお餅をコーヒーのおともに変身
子供の頃のお正月の約束は、大人も子供も必ずあんこ餅などの甘いお餅を先に食べること。それが完食できないとお雑煮に辿り着くことが出来ませんでした。
ところが私は朝から甘いお餅を食べるのがとっても苦手で、いつも四苦八苦していましたっけ。
それに引き換え、お餅が大好きな夫と息子にとってお正月は正にパラダイス!
朝からあんこ餅でも何でもOKなのですから羨ましい限り。
でもさすがに三が日を過ぎると、「おそばが食べたい!」だの「白いご飯がいいね!」だの勝手なことをいい始め、当分お餅は無用になるわけです。
こうなると普通のお餅じゃ食べてくれないから目先を変えたスウィーツにしちゃいました。常備しているキャラメルソースをとろりとかければ、コーヒーにも合うおやつに大変身!!
高校生の息子にも好評の「我が家のおやつ」をどうぞ召し上がれ♪
材料(3〜4人分)
・切り餅 4個・砂糖 小さじ1
・くるみ 30g(軽くローストして粗く刻む)
・キャラメルソース 適量
(2008年9月30日掲載パンプキンパイのキャラメルソース参照)
・粉糖 適量
作り方
1.切り餅を耐熱のボウルに等間隔に並べ、水大さじ2(分量外)を振りかけてラップをふわりとかけ3〜4分加熱したら5分くらいそのまま置いて
軟らかくする。
2.火傷しないように取り出し、砂糖を加えたら麺棒やすりこぎなどで
残った水分ごと満遍なく捏ねていく。
3.全体が滑らかになったらくるみを加え、くるみがつぶれないように
手で捏ねてなじませていく。
4.お餅を手に取り、親指と人差し指で食べやすい大きさにちぎり器に
盛り付ける。
5.キャラメルソースをかけ、仕上げに粉糖を茶こしで軽く振ればできあがり。
【あとがき】
近頃は無菌パックの切り餅が年中買えるようになったので、多少お餅が残っても昔より心配は少ないかもしれませんね。
無菌パックなんて私が子供の頃には考えられなかった技術ですから不思議でなりませんが、でもそのお陰で恩恵を蒙ることもあります。
昨年3月11日の東日本大震災のとき、息子の受験勉強の夜食やおやつにと買っておいた無菌パックのお餅が大活躍してくれました。
まるで避難所のように姪や甥、知人友人が訪ねてきた我が家でしたが、ひもじい思いをさせることなく送り出せたので、よかったなと思います。
賞味期限も長いですし加熱時間も短くてすむので、非常食に向いていると思いますよ。
備えあれば憂いなしと昔からいいますが、全くその通りだと震災を経験した今痛感しています。
備蓄していたお餅の賞味期限が近づいたら、こんなおやつもお勧めですよ(笑) ぜひ作ってね。