2011年12月01日

やわらかジューシースペアリブ

スペアリブ
楽して豪華な聖夜の晩餐(食材王国みやぎ12月の地産地消メニュー)

 街中がイルミネーションに彩られ、日ごとに華やかさを増す季節となりました。
歩いて仙台駅周辺や一番町まで行けた頃とは違って、お店を予約してディナーなんてことも無くなってしまいましたが、そのかわり腕によりをかけて母が豪華なお料理を作って差し上げましょう(笑)

 今年は「見た目は豪華」に、「支出は控えめ」にこだわったメニューです。
体育会系男子高校生のいる我が家では、ボリュームのあるガッツリ系は必須アイテムなのですが、日頃から口にしているメニューだと「特別」な感じがしないので、我が家のスペシャルメニュー「スペアリブ」に決定!
ちょっとお行儀悪いけど、手で持って豪快に食べられるので、男子高校生にはピッタリ。

下ごしらえは丁寧に行いますが、その後は電子レンジにお任せの楽チン仕上げですよ〜。
イヒヒ・・・。
まさかこれがチンして作ったなんて思えない出来栄えでしょ???
楽して豪華が主婦にはうれしいよねっ♪


材料(4〜5人分)
蛋白質分解酵素を持つキウィフルーツを加えることで、お肉が軟らかく仕上がり、骨からも簡単に外れて食べやすくなりますよ。
resipi-111201-2.jpg  ・豚の骨付きバラ肉    8〜10本(1.5kg程度)
 ・塩・コショウ      適量
 ・キウィフルーツ(緑)  1個
 ・玉ネギ         1/4個(60g程度)
 ・赤ワイン        大さじ1
 ・醤油          大さじ1
 ・西京味噌        大さじ1
 ・とんかつソース     大さじ1
 ・ケチャップ       大さじ1
 ・ニンニク        1片

作り方
 1.肉に塩をやや多めに振って手ですりこみ、20分ほど置いてから
   ペーパータオルで水分を拭き取り、コショウを多めに満遍なく振る。
   (粗挽きのコショウがお勧め)
   肉の大きさが均一でないことも多いので、大きめの肉はフォークで数箇所
   穴をあけてタレが染み込みやすいようにしておくと良い。
 2.キウィフルーツ以下の材料を全てフードプロセッサーかミキサーに入れ、
   ペースト状になるまで攪拌したら漬けダレの完成。
 3.肉を厚手のビニール袋に並べるように入れ、Aのつけダレを加えてから
   空気をなるべく抜いて口を閉じ、時々表裏を返しながら揉みこんで
   最低でも1時間は寝かすこと。
 4.耐熱の皿にオーブンペーパーを敷き、漬けタレごと肉を並べ、ラップや
   蓋はせずに加熱していく。
   ターンテーブルタイプの電子レンジの場合、一度に1.5kgの肉を並べて
   加熱するのは難しいので、無理せず2回に分けて加熱したほうがよい。
   半分の分量で加熱した場合は500wでおよそ17〜19分位を目安にする。
   但しレンジによって時間は変わってくるので、少な目の時間で様子を
   見ながら加熱しいくこと。
   一度に全部加熱できる方は33分くらいを目安に加熱し、足りない時は
   1〜2分ずつ追加していく。
   焦げすぎると苦くなってしまうので、加熱しすぎは厳禁です。
 5.ところどころ軽く焦げ目がついて、肉汁が透明になればOKです。
   しっかり手を洗ってからさあ召し上がれ!!


<彩りサラダ>
彩りサラダ
たくさんのお肉を食べる時は、それに負けないたっぷりなお野菜を摂りたいで すよね。
しかも、赤、緑、黄、白、黒の5色が食卓に並ぶと彩りがいいだけでなく、俄然食欲が沸いて来ますし、見た目の満足感もアップします。
しかも栄養のバランスも整えやすいとなれば、サラダをたっぷり用意したくなるでしょう???
ベビーリーフやサラダほうれん草はもちろん、水菜も歯応えがあっていいですよ。
ちょっとスパイシーなクレソンやセロリもお肉に合うのでお勧めです。
今回はかわいい黄色のカリフラワーに出会ったのでアクセントに加えてみました。
シンプルに塩コショウとオリーブオイルでもいいですし、お好みのドレッシングでお召し上がりください。


【畜産県みやぎ】
海に面した宮城県は、ホヤや牡蠣、ホタテ、秋刀魚など数多くの水産物で有名ですが、実は畜産業も古くから導入されていて、養豚はなんと昭和3年にスタートしたのだとか。なんと80年以上の実績があるのです。
そういえば伯母の家でも豚を飼育していましたっけ。夏休みに遊びに行く度、えさやりのお手伝いをしたものです。
今は歳を重ねてリタイアしましたが、子育てしている頃は随分家計を支えていたと聞きました。

【ブランド豚】
 宮城県畜産試験場が8年の歳月をかけて育てたみやぎのブランド豚は「しもふりレッド」。デュロック種という赤毛の豚で、その名の通り霜降り肉のため軟らかさが格段に違うと評判を呼んでいます。
但し飼育が難しい豚だそうで、生産量は非常に少ないのが現状です。そのためどこのスーパーでも手に入る物ではないようですので、気になる方は宮城県のホームページなどを参考にお店にお問い合わせの上お買い求めください。

 その他にも生産者や生産企業のオリジナルブランドも県内各地にあり、2010年12月30日ご紹介した「志波姫ポーク」を始め、「もち豚」や「ミヤギノポーク」などさまざま品種のさまざまなブランド豚が飼育されていますので、それぞれ食べ比べをして見るのもいいかもしれませんね。


【あとがき】
 2011年も残すところわずかとなりました。
師走と言うだけあって、ここから一ヶ月は目の回るような忙しさが続きますが、せめてクリスマスくらいは家族とゆっくり過ごしたいもの。
頑張りすぎて疲れ果てては家族も喜んでくれませんから、バ〜ンと豪華なメインディッシュと彩りサラダでインパクトのある食卓を目指しましょう。
後は軽めの前菜でもあれば、充分満足してくれること間違いなし!!
私は毎年この作戦で成功しています(笑)
お料理が苦手な方も作れる簡単メニューですので、ぜひ作ってみてね。



西舘 友子

posted by 料理 レシピ at 10:00| みやぎの地産地消