
あっさり、さっぱり、程々ボリュームのグラタンってあり?!
食欲のない季節でも栄養は摂らなければいけませんが、どうも中高年になるとこってりしたメニューは重く感じてしまいます。
いつも頭に浮かぶのはあっさりさっぱりした物ばかりですが、体育会系の男子高校生がいる我が家では、ある程度ボリュームのあるおかずも必要になってきます。
そんな時に思いついたのがこのグラタンでした。
程よいコクととろりとしたソースが美味しいと、息子や夫はもちろん妹や姪からも好評ですっかり調子に乗っています(笑)
前もって準備しておけるので、おもてなしだけでなく、朝ごはんのおかずにもお勧めですよ。 しっかり食べて元気に過ごしましょう!!
材料(4人分)
・ナス 4本・中玉トマト 4個
・じゃがいも 2個
・長芋 100g
・牛乳 100cc
・ピザ用チーズ 50g〜(お好みでたっぷりかけてもOK)
・パン粉 20g
・ドライパセリ 小さじ1/2
・生フェンネル 少々
・イタリアンハーブソルト 適量
・コショウ 少々
下準備
* ナスはボウルに入れて20分ほど水に浸け置き、その後流水でていねいに洗い、ヘタを取って輪切りにしたら水に浸けて灰汁を抜いておく。
* トマトはナスと同様に水に浸けておき、流水でていねいに洗ってから
ヘタを取り、4等分の輪切りにしておく。
* じゃがいもは皮をむき、縦半分にしてから半月切りにして
シリコンスチーマーなどで加熱し、火を通しておく。
* 長芋は皮をむいてすりおろし、牛乳を加えてよく混ぜ、ハーブソルトと
コショウで味を付けておく。
(塩分はここで加えるものだけなので、しっかり目に味付けします。)
作り方
1.グラタン皿やココットにナス・トマト・じゃがいもを交互に並べ、長芋と牛乳のソースを全体にかけたらチーズを満遍なくのせ、ふわりと
ラップをかけレンジで全体が沸騰するまで7〜8分加熱する。
(ナスは生のまま使うので、充分に軟らかくなるまで加熱します。)
2.野菜に充分火が通ったら、パン粉とドライパセリを混ぜてから全体に
振りかけ、更に刻んだフェンネルも散らして、オーブントースターか
魚焼きグリルで軽く焦げ目が付くまで焼けば出来上がり。
野菜の味が際立つさっぱりしたグラタンもたまにはいいですよ!
* 今回は大きなグラタン皿で作りましたが、一人分ずつココットに
仕込んでおけば、帰りが遅い人でも出来たて熱々がいただけます。
*おまけの一品*
〜ナス炒り〜

みやぎの中でも主に県北で食べられている郷土料理。
食欲の落ちる夏でもガツンとご飯が食べられる定番メニューです。
出来たてももちろん美味しいけれど、次の日の朝にキンキンに冷えた「ナス炒り」を熱々のご飯にかけて食べるのが密かな楽しみ・・・。
(だからわざとたっぷり作っちゃうんです!!)
ある日、姪と「実家のナス炒り」談義をしていたら、彼女も同じ食べ方が好きらしく「あれは最高に旨いよね!!!」と盛り上がってしまいました(笑)
それぞれ家庭によって味付けは異なりますが、我が家ではお醤油味が定番です。
ビールのつまみにもお勧めの「ナス炒り」をぜひ作ってみてね。
材料(4人分)
・ナス 10本(皮をむいて1個あたり100g程度のもの)・サラダ油 大さじ2〜3
・砂糖 大さじ2
・醤油 大さじ3と1/2
・日本酒 大さじ1
・唐辛子(お好みで) 適量
作り方
1.ナスは皮をむき、縦半分に切ってから短冊切りにし水に浸けて軽く灰汁を抜く。
2.深めのフライパンにサラダ油を回し入れ、熱くなったところにしっかり
水気を切ったナスを入れ全体に油を回すように炒める。
3.ナスに油が馴染んだら砂糖と日本酒を加えて全体を混ぜ、少ししんなり
するまで炒める。
4.水気が出てきたら醤油を加えよく混ぜ、全体がとろりと軟らかくなるまで
加熱すれば出来上がり。
最後に味見をして、薄ければ醤油で調整してください。
お好みで唐辛子を加えてピリ辛に仕上げてもおいしいです。
【あとがき】
旬の食材は何と言ってもお手頃価格。
たっぷり使ってもお財布に優しいところがまた嬉しい。
油と相性がいいナスですが、あまりにカロリーが上がるのは考えもの。
程よい油分と旨みで賢くいただきます。
グラタンもナス炒りも油は控えめだけど、どちらも優しい味わいです。
小さいお子さんからご年配の方まで皆が頂けるメニューですので、ぜひお試しくださいね。