2011年03月03日

合格祈願に蛸のマイルド酢みそ

蛸のマイルド酢みそ
毎日の食事に合格の願いを込めて(食材王国みやぎ3月の地産地消応援メニュー)

今回ご紹介のタコのマイルド酢みそは、今年のお正月に調理師の息子が作ってくれたもの。
お正月料理に飽きた頃、『なんだかすっぱい物食べたいよね…』
の会話から1年ぶりに子供達と一緒に食材を買いに行き、ササット5分で出来上がった一皿

大鉢にたっぷりと盛られた一皿は3人で3分もっただろうか…
昨年ご紹介した典型的な和風の酢みそがけとは異なり、世代を問わず誰にでも食べやすい味に仕上がっている。
日ごろお客様に提供しているプロの料理人のレシピは同じ食材でもこうも違うものかと感心した。

息子いわく…
お店のメニューにはないけれど、まかないでは人気なんだよね。
たしかに私の身近な人たちからは10人中10人が『美味しい♪』と賞賛された一品

間もなく公立高校の入試の時期。
『オクトパス』とも呼ばれる縁起物のタコ料理で受験生を美味しく応援してあげたい。

材料(4人分)
resipi-110303-2.jpg ○ 生食用ゆでたこ 100〜150g
  ○ きゅうり 2本
○ 長ネギ  1本
○ 白こし味噌    大さじ1杯
○ 酢   大さじ1杯
○ マヨネーズ 大さじ1杯
○ 砂糖    小さじ1/2杯
※ お好みで七味    少々

準備
 @ 生食用のたこを軽く湯通しして生臭さをとってから食べやすい大きさに
   きりそろえておきましょう
 A きゅうりはじゃばらに包丁を入れ、1p強に切りそろえ、ひとつまみの塩を
   振って下味をつけておきます。
 B 葱は素焼きして1p強の長さに切りそろえておきます。
 C ソース(調味液)は、味噌を半量の酢でよく溶き、残りの酢を加えて
   さらによく溶きのばしたら、マヨネーズを入れて混ぜ合わせ、砂糖を
   入れて味を調えお好みで七味を加えて仕上げます。

作り方
 1.準備したたこ、きゅうり、葱を軽く混ぜ合わせ器に盛りつけたら
   ソースをかけて召し上がれ。
 ※ ソースを混ぜ合わせても味が馴染んで更に美味しさがUPします。
   お好みで使い分けしてみてください。


【タコ事情】
resipi-110303-3.jpg 日本のタコ消費量は、世界の総漁獲量の2/3と最も多く、年間16万トン消費されている。
一方日本近海での漁獲量は年間4〜5万トン程度でアフリカ北西岸沖からの輸入にたよるところが大きい。
日本で消費されるタコは、マダコ、ミズダコ、イイダコでマダコが消費量の80%を占める。
国産のマダコは、生きたまま、あるいは氷蔵で水揚げされ輸入物とは別に高価に取引される。
塩茹でされたタコは刺身、酢の物、塩辛などで賞味される。
日本では有史以前からタコを食べる習慣があるが、外国では『デビルフィッシュ(悪魔の魚)』と呼ばれユダヤ教の旧約聖書で禁じられていた事もありスペイン、イタリア、ギリシャなどの欧米地域ではタコを食べる文化がないなどとも言われていたが、現在では『オクトパス』とよばれ各国のレストランに名物料理がある事も明らかとなってきている。


【マダコとミズダコ】
本州以南の地方でタコといえばマダコをさすほどよく知られており、全長60cm、体重5Kgに達する。
東北地方南部以南の沿岸に広く生息し、特に瀬戸内海の明石沖で漁獲されるものは『アカシダコ』として有名であり、味が濃くて美味しい。ゆでタコとして市場に出回っている。
 一方腕を広げると3mに達する世界最大のタコは、ミズダコで、東北北部から北海道、千島列島、アリューシャン列島を経て北アメリカ北西岸まで分布する。マダコの流通の少ない北海道や東北地方では、タコというとミズダコが一般的だが、マダコに比べると身がやわらかく水っぽい。味が劣るため、酢だこや味付けダコなどの加工用に利用される。近年、身がやわらかい事を利用して生のまま薄切りにして活タコの刺身や寿司、たこシャブとして食べられることが多くなった
参考文献:食材図典/小学館


【みやぎのタコ】
わがまちみやぎでも南三陸地方で美味しいタコが漁獲されており、お正月の準備がはじまる頃から『みやぎ県産』のラベルが張られているゆでたこがスーパーの鮮魚コーナーにならんでいます。
今回、宮城県漁業協同組合志津川支所 指導課係長 高橋一実様に南三陸地方のタコについてお話を伺いました。
志津川では、マダコもミズダコも漁獲されているもののマダコ漁は11月7日が解禁日で、旬は11月〜1月まで。
お話を伺った1月下旬には全く水揚げがないとの事。
ミズダコ漁は通年であるものの、志津川産のタコといったら何といっても味の良いマダコなので是非今年の秋に現地の市場に並ぶプリップリのタコを味わって欲しいというご希望を頂きました。
残念ながら今回の地産地消では現地取材を見送る事として、今年の旬の走りで新鮮な美味しいタコ情報を詳細にご紹介いたしますので、それまでの間、宮城県産ミズダコか県外産マダコで本レシピをお試し頂ければ幸いです。


【あとがき】
resipi-110303-4.jpg 終盤を迎えながらもまだ潰瘍食が続く私たち夫婦の食卓にはタコ料理は登場させていませんが、食を生業とする筆者は友人&知人と食卓を共にする事も多く、そのたびごとに今回ご紹介のマダコのマイルド酢みそを登場させてみました。それぞれの食材にひと手間かけているせいか誰からも好評で『美味しい笑顔』に包まれるごとに息子自慢に花が咲き、私にとっては幸せなメニューとして定着しています。そんな縁起の良いお料理で間もなく終盤を迎える受験戦争をご家族共々乗り越えてほしいと願うばかりです。
カウントダウン間じかとなった受験生とわが子を支えるお母様方にとってすぐそこまでやってきている桜の季節が良きスタートとなりますように…
そう祈らずにはいられません。



佐藤 綾子

posted by 料理 レシピ at 10:00| みやぎの地産地消