
あったかお汁粉ほっかほか♪
あつあつのお汁粉を食べると冷たい木枯らしで冷えた体も芯から温まります。
定番の田舎汁粉ですが、冬至バージョンでかぼちゃ白玉にしてみました。
冬至は二十四節気の一つ。毎年12月22〜23日頃で夜が一番長い日。
東北ではいよいよ本格的に寒さがやって来る頃です。これから迎える厳しい冬を乗り切るために冬至には「南瓜と小豆のいとこ煮」を食べて金運を祈り、冬至風呂(柚子湯)に入って無病息災も祈る行事です。
南瓜はカロチンがタップリ含まれていて、そのカロチンは体の中でビタミンAに変わってお肌や粘膜を強くし、感染症などに対する抵抗力もつけてくれます。
冬至南瓜を食べると「風邪をひかない」、「中風にかからない」、「しもやけにならない」などと言われますが、保存野菜で栄養を補う先人の知恵が今に伝わる料理の一つですね。
甘い煮物はどうも?というお父さんにも、お子さんにも喜んでもらえるこんな冬至の一品休日のおやついかがでしょう♪
材料(2人分)
・かぼちゃのマッシュ 100g・白玉粉 50g
・片栗粉 10g
・小豆 80g(市販の小豆煮の缶詰でもOK)
・砂糖 70g
・塩 ひとつまみ
準備しておく事
1.かぼちゃは皮を剥き、4cm角に切り、耐熱容器に入れて軽くラップをしてレンジに8分〜10分位かける。柔らかくなったらマッシヤ―でつぶし
冷ましておく。
2.あんこを煮ておく。 ※あんこの煮方は下記
3.鍋にタップリの湯を沸かす。水を張ったボウルも用意しておく。
作り方
1.マッシュしておいたかぼちゃに白玉粉と片栗粉をよく混ぜ合わせる。※南瓜により、パサパサして水分が足りないときは少し水を加える。
※水は加えすぎると柔らかくて丸め難くなるので様子を見ながら
少しずつ加えること。
2.手に水を少し付けて1のかぼちゃ白玉をとり、3cm位に真ん丸く丸めたら、
真ん中を親指で少し押して楕円形に作る。
3.2のかぼちゃ白玉団子は、沸かしておいた湯を火にかけて煮立っている
鍋に次々と入れる。
4.鍋の表面に浮いてきたものから、水を張ったボウルに網杓子などであげて
冷やす。
5.かぼちゃ白玉団子の水気を切り器に盛る。
6.温めておいたあんこを注いでいただく。
あんこの材料(作りやすい分量)
・小豆 150g・砂糖 120〜150g ※甘さは好みで量を調節する。
・塩 ひとつまみ
作り方
1.小豆は2、3回水を替えて洗い、浮き上がる豆は取り除きザルにあげる。2.水カップ4をボウルに入れて小豆を浸し一晩おく。
3.鍋に2の小豆をつけ汁毎入れて火にかけ、煮たったら中火で5,6分茹でて
ザルにあげて茹で汁は捨てる。
4.小豆を鍋に戻し、新たに水カップ4を加え火にかける。煮立ったら中火にし、
アクをていねいに取りながら20〜30分茹でる。
途中豆が湯から出たら水を加えて、いつも豆に湯がかぶる状態にする。
5.小豆を指でつまみ軽くつぶれるようになったら弱火にし、砂糖を加えて
焦がさないように、時々木ベラでかき混ぜながら5分位煮て、塩を加え
混ぜてから火からおろす。
6.泡立て器やマッシャーで小豆の半分位をつぶしてとろみをつけ湯1カップ
加え温める。
あとがき
寒〜い時には、熱々のおしるこを一口すすっただけで、冷えきった体の芯から温くなってきます。時間のあるときに小豆を煮ておけば、簡単に安心な手作りおやつが出来ます。
冬至には「南瓜の小豆煮」が一般的ですが、我が家では人気がないので、同じ食材でこんなおやつを作っています。
季節の行事は、日常生活の潤いになりますし子供たちには食の思い出のひとつとして心に残るものです。
我が家流の冬至の1品を工夫してみるのも楽しいですね。
◇今どきバリエイション

今回ご紹介の「かぼちゃ白玉お汁粉」は二十四節気のひとつ冬至にむけたメニューとしてご紹介いたしましたが、作り方を覚えたら冷たい「和のスウィーツ」としてバリエイションが広がります。
かき氷が美味しい季節からアイスクリームが美味しく感じる初秋の頃に、又温かおこたでひんやりおやつが美味しく感じる頃に是非お試しください。
優れものの訳
@お団子(100%白玉粉)は、冷蔵庫で冷やすと固くなりがちですが、片栗粉が少量は入っている事で冷たくしてもふんわり&もちもち感が持続します。
Aあんこと抹茶のアイスクリームの相性は言うまでもなくばっちり!!
溶けかけたアイスクリームがまるでソースのように風味を増してくれます。
B元々地味な色合いのあんこに「かぼちゃ団子」の黄色は華やぎを添えていますが、更に抹茶色のアイスクリームは彩りをプラス!
「見た目の美味しそう」を絶対に裏切らない逸品です。