
昔ながらの健康食をちょっぴりおしゃれに♪
送り火を焚く頃から道の駅などに並びはじめる『無花果』
お墓参りの帰り道、見つけると思わず買ってしまいます。
自分の中で何が良くて買うのか今だに謎(@_@)
特別好物と言う訳でもなく、家族が喜ぶというのでもない為、どこが美味しいとか何が良いとかの理由は自分の中ではみつからなかった。
けれど、毎年1度は必ず作って満足している『無花果の甘露煮』
今年は一個100gはありそうな大型の無花果を見つけ、思わず買ってしまいました。
せっかくみつけたビック無花果、いつもよりおしゃれに、美味しくコンフィチュールとして仕上げてみました♪
失敗しない裏技もご覧あれ♪♪
材料(作りやすい分量)
・完熟無花果 500g・オレンジ 1/2個
・グラニュー糖又は白砂糖 100g
準備
@ 無花果は、へたの汚れ部分を切り取り、やさしく水洗いして水分を丁寧にふきとっておきましょう。
A オレンジは、塩(分量外)でこすり、表面のワックスをこそげ落としてから
水で洗い流し、半分を皮付きのまま、残りの半分は皮をむいて
(中の白皮も)いちょう切りにします。
※ 電子レンジで下処理しますので鍋はセラミックかパイレックスを使います。
未使用の土鍋でもOKです。
作り方
1.準備した無花果を鍋に入れ砂糖をまぶしラップをして電子レンジで加熱します。(300Wで10分 500Wで7分が目安です)
2.ラップをはずし、オレンジを入れて弱火で10分程ブクブク、
沸騰するまで静かに見守りながら煮ます。
3.沸騰してきたら灰汁をすくい、鍋をゆすってオレンジと無花果を
なじませたら火を止めます。
4.風味付けにラム酒やブランデー、リキュールなどを加えると更に
美味しく出来上がります。
注意)
@ 温かいうちは無花果が崩れやすいので不用意にさわらない
A 保存容器に移すときは、無花果が冷めて表面が若干硬めになってからに
しましょう。
無花果について
私の子供時代は、河原や田畑のあぜ道を駆け回るのが遊びでした。その遊びの中で極普通に目に付き、自然の中に自生していた甘くて美味しい「おやつ」でした。
「探検」と称して毎日のように走りまわり、無花果の実がぱっくり割れて、食べごろになるのを待ちわびていたのを記憶しています。
無花果/イチジクは、カルシウム・カリウム・鉄分・食物繊維が豊富で、中国名:無花果/ムカカとも呼びます。未熟なものは効能効果が低いため完熟のものが良いとされ、効能効果は以下の通りです。
○健胃・腸を清める
○腫れを消し、解毒する
○腸炎・痢疾(りしつ)・便秘・痔・喉痛を治す
(小学館 中薬大辞典参照)
夏の疲れが出始めるこの季節、ご先祖様に導かれ自然の治癒食として
私の手元に届く食材なのかもしれませんね。