
食スペ3周年記念特集
二人の子供たちが独立して5年余り。
夫婦2人とも退職して第2?第3のライフステージをゆっくりと歩んでいる我が家。
お互いに好きな事をして過ごす日々ですが共通の楽しみは“美味しいものを頂くこと”
毎日の食事は食べることも作ることも楽しみながらと願いつつ・・・
炊き立てのほかほかご飯に、アツアツの具だくさん味噌汁が我が家の必須アイテム!
主菜は魚、魚、ときどき肉。副菜は2品。野菜に海草、豆製品など、季節や彩り、味のバランスなどを考えて用意します。
今年の春は、4月になってからの雪にビックリ!
あったか〜な春の陽気は味わえなかった気がします。
せめて食卓だけでも去り行く春を堪能しましょうと今夜は好物のお刺身をメインに、寒の頃に丹精しておいた「凍み大根の煮物」「山菜たっぷりの自家製柚子ポン酢サラダ」で晩御飯です。
“ごはんだよ〜♪”
□行く春を惜しむ夕べのゆばあばご飯メニュー
・ご飯
・味噌汁(大根・じゃがいも・人参・油揚げ・豆腐・青菜・煮干・味噌)
・お刺身(マグロ・ブリ・野菜いろいろ)
・凍み大根の煮物(凍み大根・人参・がんもどき・こんにゃく・絹さや)
・山菜のポン酢サラダ(ウルイ・コゴミ・ウド・ワラビ・菜花・オリーブ油)
□凍み大根の煮物
材料(2人分)
・凍み大根 6枚・人参 30g
・がんもどき 2個
・こんにゃく 1/4枚
・絹さや 適宜
・出し汁 2カップ
・みりん 大さじ3
・醤油 大さじ1
・塩 ひとつまみ
作り方
1.凍み大根はぬるま湯に浸けて半日ほどおき柔らかくもどす。2.がんもどきは熱湯をかけ2つに切る。
3.人参は厚さ1cm位の輪切りにする。
4.こんにゃくは4cm位の三角切りにする。
5.鍋にこんにゃくを入れてから入りし水が出たら捨てて、出し汁を注ぐ。
6.柔らかくもどした凍み大根の水気を軽く手でしぼり、人参、がんもどきと
一緒に鍋に入れて煮たってきたら醤油、みりんで調味する。中火で
煮汁をタップリ含ませるように煮込む。
7.汁気が少なくなったら焦がさないように注意して火を止め、鍋が冷えるまで
そのままおく。“煮物は冷めるときに味が一層しみ込んでいきますよ”
8.頂くときはもう一度温めて器に盛り彩りに塩茹でした絹さやをのせる。
<凍み大根の作り方>
大根の保存食。2月の寒風吹きすさぶ大寒の頃に凍らせながら乾燥させて作ります。保存がきくのでまとめて作っておくといいでしょう。切り干し大根はせん切りにした大根を同じようにして作りますよ。
作り方
1.大根の皮をむき3cm位の厚さの輪切りにして、色止めと酵素の働きを止めるためにさっと熱湯で湯通しします。
2.茹でた大根が冷めたら輪の真ん中に箸やきりなどで穴を開け、紐を通して
結び、風通しの良い軒下などにつるして凍らせながら乾燥させる。
3.十分乾燥したら乾燥剤などを入れて密閉容器に入れ手保存する。
梅雨時までに食べきる。(水分が少しでも残っているとカビが出やすいので
美味しいうちに食べきるのがいいですよ)
4.食べるときはぬるま湯で柔らかく十分にもどす事が美味しく頂くコツです。
□山菜の自家製柚子ポン酢サラダ
材 料2人分
・ウルイ 2本・コゴミ 2本
・ウド 30g
・ワラビ 2本
・菜花 2本
・たけのこ 20g
・オリーブ油 小さじ2
・塩
・自家製柚子ポン酢 適宜 ※’10.1.7彩り大根サラダ参照
作り方
1.ウルイ、コゴミ、ワラビは重曹を入れた熱湯(水1ℓに重曹2〜3g)で茹でる。冷水で冷やし水気をきり3cm位に切っておく。
2.たけのこは米ぬかと赤南蛮を入れた湯で柔らかく茹でる。
3cm位に食べやすく切る。サラダや和え物には姫皮を利用しましょう。
3.菜花を茎の方から塩湯にいれて茹でて冷水で冷やし水気を切り3cm位に
切っておく。
4.山菜、たけのこ、菜花をボウルに入れてほぐして混ぜ合わせてから
オリーブ油を絡めておく。
5.頂く直前にポン酢で和えて器に盛る。
あとがき

そのために“ながら仕事”を心がけていますよ。
○ 後片付け、洗濯、掃除しながら煮込む。
○ 旨ダレや合わせ調味料をマメに作っておく。
○ 常備菜を作っておくこと。
がコツ♪でしょうか?
専業主婦となり、平穏に過ぎていく日常の暮らしに流されないようにと、食スペの仲間の一員に加えていただいた3年間。我が家の食卓には日々新しいお料理が加わり華を添えてくれています。大切で愛おしいものばかりです。
また、ご紹介させて頂いた“たんぽぽゆばあば”レシピは70品余り。
子供の頃、折々母に作ってもらった料理が主体でした。
台所に立つ母の姿や母との会話を思い出しながらレシピを書き、この味を子供たちにも伝えて行こうとの思いも一層強くなりました。
“作ってみたら美味しかったよ”の声が何より継続の励みでした。 ありがとうございました。