
初夏ならではのひんやりメニュー♪
藤の花が終わりを告げる頃には、昨秋に種を蒔いて寒い冬を乗り越えたサヤエンドウやスナップエンドウなどのお豆さん達がぐんぐんと成長し収穫の時を迎えます。
我が家には毎年、地場産より一足早く、千葉県や茨城県からソラマメが空ではなく高速道でやってきます。
早速塩茹でして冷たいビールをぐっと!! あ〜今年も もうすぐ夏♪夏♪
それでも毎日は飽きます。(-_-;)天ぷらやソラマメご飯でも頂きますが置く程にもぎたての甘さが落ちていくのでビソワーズの素を作って保存します。
今夜はもう1品、いつものサラダに使いました。
さわやかな緑が初夏らしいさわやかな食卓を彩ってくれました。
ソラマメの箸おきも久し振りの出番にうれしそう♪
◇ビシソワーズ
材料(2人分)
・薄皮を剥いたソラマメ 150g ※サヤつきソラマメなら約300g・玉ネギ 50g
・サラダ油 大さじ1/2
・バター 5g
・小麦粉 大さじ1/2
・水 100cc
・固形スープの素 1/2個
・塩、こしょう 少々
・牛乳 200cc位
・生クリーム 大さじ1
・飾り用に茹でたソラマメ 2粒
作り方
1.ソラマメはサヤつきの場合はサヤからマメを取り出して塩茹でする。3〜4分茹でて冷水にとり水気をきって薄皮を剥いておく。
2.玉ネギは薄切りにする。
3.フライパンにサラダ油を熱し、バターを加え、玉ネギを入れて焦がさない
ように弱火で炒める。※バターを入れるとコクが出ます。
4.玉ネギがしんなり透き通るようになったらソラマメを加えて更に焦がさない
ように軽く炒め、ここに小麦粉を降りいれてさっと混ぜる。
5.ここに水とスープの素を加えひと煮たちしたら塩・こしょうで味を調えて
火を止める。
6.粗熱をとりミキサーにかけてなめらかにする。
※さらにふるいや濾し器などで漉すと口触りがよくなります。
※ここまで一度に沢山つくり密閉容器や冷凍用袋に小分けにしておくと
便利です。
※頂くときは解凍してから7のように牛乳で好みの濃度に薄めて
頂きましょう。
7.6に牛乳を加えてよくかき混ぜ冷蔵庫で冷やします。
一緒に盛り付ける器も冷やしておくと一層美味しくいただけます。
8.盛りつける器に静かに注ぎ、生クリームをスプーン等で散らし、アクセントに
取りおいたソラマメを2つに割ってのせる。
◇ソラマメのさっぱりサラダ

材料(2人分)
・ソラマメ 10粒・スナップエンドウ 6枚
・玉ネギ 30g
・セロリ 20g
・ミニトマト 2個
・キュービック出汁ゼリー 適宜
・オリーブ油 小さじ1
・塩 少々
・柚子酢 適宜
※気仙沼大島の柚子の絞り汁に10%の塩を混ぜて冷蔵庫で保存していたもの。
※市販の黒酢やりんご酢、好みのドレッシング、レモン、グレープフルーツ、
オレンジなどの絞り汁でもOKです。
作り方
1.ソラマメはサヤつきの場合はサヤからマメを取り出して塩茹でする。3〜4分茹でて冷水にとり水気をきって薄皮を剥いておく。
スナップエンドウも筋を取り同様に茹でる。
粗熱がとれたらソラマメとスナップエンドウをボールに入れてオリーブ油と
塩で下味をつけておく。
2.玉ネギは薄切りにする。10分ほどそのままおく。
3.セロリは筋を取り3cm長さに切りって薄切りにする。
4.ミニトマトは横2つに切っておく。
5.1のボールに玉ネギ、セロリを加えてよく混ぜる。冷蔵庫で冷やしておくと
良い。
6.器に盛りミニトマトを添えてキュービック状の出汁ゼリーをトッピングする。
7.頂くときに柚子酢などを好みで数滴かけていただく。
おまけのキラキラ♪キュービックゼリー
昆布だしでもあわせ出汁でもヒュメドポワソンでも…
だし汁をゼリーに固めてサラダや和え物、冷たいスープなどにトッピングするとお料理が華やぎ、おもてなしアイテムにぴったり!!
今回は7月22日のヤーコン入りミニ餃子に添えた食べるラー油を作った際に煮出したホタテの出し汁を用いました。ちょっと硬めにゼリーを固めて小さめのキュービック状に切りそろえ、軟らかい口どけにしています。
材料
・出し汁(ホタテと昆布のあわせ出汁) 400 CC・旨塩 小さじ 1/2杯
・みりん 大さじ 1杯
・薄口醤油 小さじ1杯
・粉ゼラチン 20g
・水 大さじ 2杯
作り方
1.粉ゼラチンを計量し大さじ2杯の水で混ぜ残しのないように溶きます。2.70度前後に温めた出し汁をおたま1〜2杯上記1に入れてよく
混ぜ合わせます。
3.上記2を出し汁に入れてよく混ぜ合わせ、蓋付容器に移して人肌まで
自然放置して粗熱を取り、冷蔵庫で冷やし固めたら出来上がりです。
4.今回は1〜2mm角のキュービック状に切りそろえていますが、
ザル等で濾しても涼しげで美味しいキラキラ出汁ゼリーに仕上がります。
あとがき
我が家は豆類が大好き!冬は煮豆や五目豆などが好評。春から夏にかけては我が家の小さな畑からも豆類を収穫。ソテーや天ぷらや味噌汁、煮物にと毎日登場します。もちろん宮城の枝豆で作る「ずんだ」もたっぷり作りおきします。
ただ、ソラマメは連作に弱く病害虫が発生し易いため作れないのですが、毎年沢山頂くので色々試して生まれた我が家のソラマメレシピ2品の紹介です。
ビシソワーズは、料理を開発したフランス人シエフの故郷「ビイシー」にちなんで名づけられたという冷たいポタージュスープです。
元々はジャガイモとポロネギ(リーキ)をブイヨンで煮込んで作りますが、夏はグリンピースやかぼちゃ、アスパラガスなど美味しくてきれいな彩の野菜が豊富ですので一度挑戦してみてください。冷凍の野菜類でも作れますよ。
「空豆」は青々と広がる大空に向かってサヤをつけることから名づけられましたが収穫はサヤが下を向いた時なんです。
もうすぐやって来る暑い夏、ビールに枝豆もいいですがビタミンCが多いほくほくのソラマメもGOOD♪ですよ。