2010年04月29日

春の行楽弁当

行楽弁当
心に残る味わいと楽しみ方

いよいよゴールデンウィークの始まり始まり〜!
今年はカレンダーの配列もいいので、まとまったお休みにあれこれ予定を立てていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

 今時はわざわざお弁当を作らなくても、出かけた先で何でも手軽に買えてしまいますが、この年になっても子供の頃の記憶の中に、家族で出かけた時のお弁当が蘇ることを思うと、せっかくの機会を逃さずに子供に伝えておきたいと思います。

 今回のお弁当は、食スペの力を借りてお重仕立てにしてみました。
みやぎの皆さんにはおなじみのほっき貝もほんのり桜色、春の息吹を感じる筍はシンプルにお出汁を効かせて炊き上げました。
これと言って贅沢な食材はないけれど、それぞれちょっとの手間でこんなにも豪華なお弁当に変身しますよ。

 季節の美味しさを閉じ込めたオンリーワンのお弁当を持って、さぁお出かけしましょう!!

【詰め込んだお料理】
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ほっき飯(2010年4月8日掲載)     ◇筍の土佐煮(2010年4月22掲載)

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おからの磯辺揚げ(2010年3月18日掲載)  ◇なすのずんだ和え
                            → 後日ご紹介予定です。


【パプリカのマリネ】
 お弁当には彩りと箸休めになるものがあるとうれしいですね。
このマリネは漬け込まずにさっと炒めて作る簡単マリネです。
パプリカは加熱するとより一層甘みが増しておいしくなりますので、ぜひ作ってね。

材料(4人分)
 ・赤、黄のパプリカ     各1/2個
 ・塩、コショウ       適量
 ・寿司酢          大さじ1〜2
 ・オリーブ油        小さじ2
 ・天盛り(今回は絹さや)  適量

作り方
 1.パプリカ1/2個はそれぞれ種を取り、横半分に切ってから繊維に沿って
   7〜8mmの幅に切る。
 2.小さめのフライパンを熱してからオリーブ油を敷き、パプリカを加えて
   軽く炒め、全体に油が回ったら寿司酢を大さじ1加え混ぜ合わせる。
 3.味見をして足りないようなら寿司酢や塩で味を整えて、コショウを
   振ったら出来上がり。

 * 寿司酢には砂糖と塩がかなり含まれているので、お好みで分量は加減して
   ください。
 * 酸っぱいのが苦手な方も寿司酢はとってもマイルドなので、使い勝手もいい
   ですよ。お寿司だけではもったいない!!お料理にどんどん活用しましょう。

あとがき
今年は四月中旬を過ぎても雪が降る程ほど寒い日々が続き、普段のお買い物に行くのも億劫でしたが、やっと少しずつ気温も上昇してきて、みやぎにも遅ればせながら春到来です。

せっかくのゴールデンウィークですから桜前線を追いかけて北上するのもいいですね。
各地でさまざまなお祭りなどもあり、なんだかワクワクします。
でも渋滞や人ごみが苦手な方は、家族みんなでお弁当を持って、近所の公園でくたくたになるまで遊ぶのもいいものです。

 子供が小さい頃には、頻繁に従兄弟たちとお弁当を持ち寄って、大きな公園で朝から晩まで、汗だくになりながら走り回って遊んでいましたっけ・・・。
今はそれぞれ部活や学校が忙しくて、長期の休み以外めったに顔をあわせなくなってしまいましたが、たくさん遊んで美味しいものをお腹一杯食べた記憶はしっかり残っているようです。

 子供と一緒にいられる時間は、長いようで実は短いもの。
美味しいお弁当と共に、家族の思い出がたくさん出来ますよう祈っています。



西舘 友子


posted by 料理 レシピ at 10:00| 季節のお弁当