
新緑の味を満喫♪
たけのこは新緑の季節の風物詩。
シャキシャキ!コリコリ!っとした食感と独特の香りが春を感じさせます。
この季節だけ地物のたけのこが皮付きのままお店に並びます。 ほとんどが孟宗竹というたけのこで、太くて柔らかく香りも高いものです。
土佐煮は、だしとかつぶしの旨味がたけのこにしみ込んだ、ほっこりした煮物の定番です。かつおぶしの濃厚な味を生かし、具材のひとつとして用いるものです。
「鰹」は坂本龍馬で有名な土佐(現高知県)の特産品であることから「土佐煮」と呼ばれているんです。・・・龍馬も“うまいぜよ”と食していたんでしょうか?
野菜に旬が無くなったと言われるこの頃、たけのこや山菜はこの時季だけのもの。ひと手間かかる食材ですが腕を振るってたけのこ1本丸ごと使い尽くしてみませんか?
穂先の柔らかい部分は生姜醤油でお刺身や若竹汁に、中間部分は煮物に、根元の部分は細かく切ってご飯にと春を満喫できること請け合いです。
材料(2人分)
・ゆでたけのこ 300g・けずりかつお 10g
・だし昆布 5cm角1枚
・だし汁 2カップ
・みりん 60cc
・醤油 大さじ1
・塩 ひとつまみ
・飾り用の木の芽
準備しておく事
※ 皮がパリッと新鮮なものを1本購入し皮を剥いて茹でておく。たけのこの下処理の仕方はたけのこの若竹煮(’08.3.26)を参照。
※ 煮汁用のだし汁を作っておく。
鍋に3カップ位の水をはり、出し昆布を入れて火にかけ、煮立つ直前に昆布を
ひきあげて、かつおぶし(分量外)を5g位入れて再沸騰したらザルでこす。
作り方
1.たけのこは穂先の7cm位は4〜6つ割りにする。2.下の部分は1.5cm位の厚さの半月切りにする。
3.鍋にだし汁を入れて火にかける。温まってきたらみりん、醤油、たけのこを
入れてアルミホイルなどで落としぶたをし、更に鍋のふたもして、
煮汁が少し残る位まで約15〜20分、弱めの中火にして煮る。
※ 煮汁が無くなったら焦げ付くので少しお酒を振り入れる。
4.たけのこに味が染込んだらけずりかつおを散らしてたけのこにからめて
火を止める。
5.器に盛り付け木の芽をのせていただく。
あとがき
柔らかいたけのこを選ぶコツは、頭のてっぺんが黄色で皮にツヤがあり、根元のイボイボが小さく、全体にふっくらと小太りで持ってみてずっしりと重いものがGOOD♪たけのこは掘ってから時間が経つほどアクが強く香りも薄くなっていくので、買ったら出来るだけ早く茹でてしまいましょう。
アクを抜くためには米ぬかと赤唐辛子を入れて茹でるのが一番ですが、無いときには米のとぎ汁または生米を入れて茹でてもOKです。