2009年12月22日

体の芯まで温まる牡蠣の雑炊

牡蠣の雑炊
受験生がんばれ〜♪

北風が吹き荒れている日は、買い物に出るのも億劫です。
そんな日は、朝の片づけをしながら冷凍庫や買い置きの乾物を点検する事にしています。

冷凍庫の中に頂いていた牡蠣を発見!
牡蠣は「海のミルク」、栄養価も高く、旨味エキスもたっぷり。
今夜は体の芯までほっかほっかになる「牡蠣の雑炊」にしましょう♪

受験生のいらっしゃるご家庭では、いよいよ追い込みですね。
今年は何時にも増して「インフルエンザ」が心配です。
親が手助け出来るのは、消化がいいあったかい食事を食べさせる事ではないでしょうか。夜食には、みつばをたっぷりのネギに換えて、免疫力アップのための雑炊を作ってあげてください♪

材料(2人分)
 ・かきのむき身   100〜150g
  ・牡蠣の茹で汁+昆布だし汁 2カップ
 ・塩       小さじ1/2
 ・薄口醤油    小さじ1
 ・卵        大1個
 ・みつば又はネギ  適宜
 ・ご飯       軽く茶碗2杯

作り方
 1.牡蠣はザルに入れて塩小さじ1/2位(分量外)を振り、手で優しく
   全体にまぶしつける。これをボールに水を張り振り洗いしてから流水で
   ぬめりやごみを洗い流す。ザルにあげて水気をきる。
 2.鍋に水2カップの湯を沸かし、塩少々と酒大さじ1を入れ、沸騰したら
   牡蠣を加え再び軽く煮立ってきたら火を止めてザルにあげる。
 3.ゆで汁はザルにキッチンペーパーを敷いて漉す。
 4.ご飯はザルに入れて流水でよく洗って表面の粘りをとる。 ※ここがポントです※
 5.みつばは3cm位の長さに切る。
 6.卵は割りほぐしておく。
 7.鍋に出し汁を入れて沸かし、煮たってきたらご飯を加え、再び煮立って
   きたら牡蠣を入れて、卵をふんわりと回し入いれ、みつばを散らして
   温かいうちにいただく。

あとがき
 雑炊は鍋の締めとして食べるものと思っている方が多いのではないでしょうか?
 もともと雑炊は、ご飯をだし汁と醤油で調味し、魚介や肉、きのこや野菜を加えて再び炊き上げたもの。仕上げに溶き卵と刻みネギなどが付き物ですね。
「雑炊」は当て字で、「増水」ご飯の量を水で増やし、米を節約するという意味合いが強かったのが、様々な具材が加えられるようになって「雑炊」となったといわれています。
 炊飯ジャーや電子レンジなどが無かった時代、冷たくなったご飯を美味しく食べるために家庭でも頻繁に作られていました。
 食欲の無いときや小腹が空いたときの1品として手軽に作れて、さっと食べられるのがいいですね。体の芯まで暖かくなり不思議と元気が出てきますよ。



色川 恭子

posted by 料理 レシピ at 10:00| みやぎの牡蠣レシピ