
みやぎが誇る冬の代表食材で『おいしゅうございます♪』
外は木枯らしが日毎に冷たさを増しています。
各地から初雪のたよりも聞かれ始めました。
こんな時季には温かいものが欲しくなりますね。
今日は、年末の忙しさを目前にした友人たちとのいつもの1品持ち寄りランチ♪
私は旬を迎えたぷりぷりの牡蠣の食感と旨味が存分に味わえるチャウダーにしましょう♪
三陸の豊かな森が生む栄養分が海に溶け出して育った宮城の牡蠣は、生産量では広島についで2番目ですが、味は日本一。宮城が誇る冬の食材の代表格です。
私の住む港町は特に「世界の牡蠣王」と呼ばれた宮城新昌氏(料理の鉄人に出演:食ジャーナリスト岸朝子氏の実父)が現在の養殖法を生み出し世界に広めた地でもあります。
温かいチャウダーで心まであたたまり、「おいしゅうございます!!」と今日も賑やかなひと時になりそうです。
材料(材 料 2人分)
・かきのむき身 100〜150g ※加熱用・塩 適 宜
・白ワイン又は酒 大さじ2
・玉ネギ 100g
・じゃがいも 小1個
・人 参 30g
・ベーコン 2枚
・バター 大さじ2
・小麦粉 大さじ1
・牡蠣のゆで汁 1カップ
・牛 乳 1カップ
・塩、こしょう 適宜
・パセリ 適宜
・ほうれん草 2枝
・ソーダクラッカー 2枚
作り方
1.牡蠣はザルに入れて塩小さじ1/2位を振り、手で優しく全体にまぶしつける。これをボールに水を張り振り洗いしてから流水でぬめりやごみを洗い流す。
ザルにあげて水気をきる。
2.鍋に水2カップの湯を沸かし、塩少々と白ワイン(酒)を入れ、沸騰したら
牡蠣を加え再び軽く煮立ってきたら火を止めてザルにあげる。
3.ゆで汁はザルにキッチンペーパーを敷いて漉す。
4.ベーコンは1cm幅に切る。
5.玉ネギ、人参は1cm角、じゃがいもは2cm厚さ、1cm角の
長方形に切る。
6.パセリはきざみ、ほうれん草は茹でて2〜3等分に切る。
7.鍋にバターを入れて弱火で溶かし、ベーコンを炒める。ここに玉ねぎを
加え焦がさないように透明になるまで炒める。次に人参、じゃがいもの
順に加えて炒め合わせる。
8.7に小麦粉を振り入れ、野菜にまぶしつけるように十分に炒める。
ここに牡蠣のゆで汁を入れて野菜が柔らかくなるまで弱火から中火で煮る。
このとき、ヘラなどで鍋底にこびりついた粉をこそげとり全体を
滑らかにする。
9.牡蠣を入れて約2〜3分位火を通し沸騰したら牛乳を加え、再び沸騰する
直前で塩、こしょうで味をととのえ火を止める。
10.温めておいた器に盛りパセリ、ほうれん草を散らし、ソーダクラッカーを
添えて熱いうちにいただく。
あとがき
チャウダーはアメリカを代表する魚介類に野菜を加えた具沢山のスープです。あさり貝などの2枚貝を使ったものはクラムチャウダーと呼ばれています。魚で作る場合はタラや鮭などが合います。野菜は冷蔵庫に残っている野菜があれば活用しましょう。子供たちには星型に抜いた人参やブロッコリー、コーンなども喜ばれます。
添えてあるクラッカー砕いてのせたり、トーストした薄切りのパンを切って付けて食べても美味しいですよ♪
美味しく作るポイント
・牡蠣はヒダの所にごみが付いている場合がありますので下ごしらえは丁寧にしましょう。火を通しすぎると縮んでしまいます。ぷっくりと茹でます。
・野菜への火の通りを均一にするために切り方を注意しましょう。
特にじゃがいもは小さくきると煮くずれしやすいので少し大きめで品種は
細長いメークインがいいですね。
・小麦粉を振り入れたら粉っぽさがなくなるまで焦げ付かせないように
炒めると滑らかに仕上がります。