2009年11月12日

クリスマスデコレーションのパリブレスト

パリブレスト
今年のXmasに香ばしいシューケーキはいかが?!

 11月に入った途端、クリスマスグッズが店頭に並ぶようになりました。
季節は一気にクリスマスモードへ突入ですね。
イベント好きな私としては、思わずテンションも上がります♪

 年に一度の一大イベントですから、張り切らないはずがありません。
私のイベント好きに輪をかけて張り切るのは何を隠そう夫です。

 ツリーに飾り付けをしたり、イルミネーションを取り付けたりと大忙し。
こんな調子ですから、年々デコレーショングッズも増える一方・・・。
頭の痛いところですが、家族で楽しむクリスマスのためには我慢しなくちゃね。

 家族総出で飾り付けをした後は、ゆっくりクリスマスメニューを考えましょう。
今年のケーキは息子のリクエストでシュークリームの「パリブレスト」に決めました。
香ばしく焼けたシュー皮と、たっぷり詰めたカスタードクリームのコンビネーションがたまらない!!

 シューの皮は、一度加熱した生地をもう一度焼くという独特の焼き方が特徴。
手間はかかりますが、上手に焼けた時の感動は例えようがありません。
是非この機会にマスターしてくださいね♪

材料(シュー皮は仕込みやすい分量で表記しました。)
*パリブレストの出来上がりはおよそ直径20cm程度
型に入れて焼くわけではないので、おおよその大きさです。

【シューの皮】
 〜A〜   ・牛乳     62g
  ・水      62g
  ・バター(食塩不使用) 62g(1cm角位にカットしておくこと)
  ・塩     2g

 ・卵(L)   3個
 ・薄力粉    37g
 ・強力粉    37g

【カスタードクリーム】予め作って充分に冷ましてから冷蔵庫で冷やしておく。
2008年9月30日掲載のパンプキンパイのカスタードクリームの材料・作り方を参照してください。

【デコレーション】
 ・カスタードクリーム      上記の作り方1回分
 ・生クリーム     100cc
 ・グラニュー糖    小さじ1
 ・フルーツ      適量(お好きな物でどうぞ)
 ・粉砂糖       適量
 ・オーナメント    お好きな物をご準備ください

 *今回はカスタードに生クリームを加えずに仕上げましたが、分量の
  生クリームを泡立てて混ぜ込んでも美味しいです。
 *お好みのフルーツや缶詰を利用して、楽しくデコレーションしましょう。
  (写真では、冷凍ラズベリー、生キウイ、イエローピーチ缶を使いました。
  食べやすい大きさにカットして冷やしておきましょう。)
 *オーナメントもかわいい物がたくさん出回っていますので、探すところから
  楽しむのもいいですね。人気の物はあっという間に売り切れますので、
  準備はお早めに・・・♪

下準備
 ○粉類は一緒にして2回振るっておく
 ○卵はボウルに割って溶きほぐしておく
 ○オーブンシートの中央に直径15cmの正確な円を描いて(スポンジ型などを
  ガイドにして線を引くと簡単です)、裏返して天板に敷いておく
 ○オーブンを250℃に予熱しておく

作り方
 1.厚手の鍋(直径20cmくらいの物)にAを入れ火にかけ、バターを完全に
   溶かし軽く沸騰させたら(鍋の回りが少し泡立つ程度)すぐ火を止める。
 2.振るっておいた粉類を一度に加え、耐熱のゴムベラか木ベラで手早く
   ダマのないように混ぜ、再び火にかける(中火)。
 3.鍋の底を強くこすりながら手早く混ぜ、だんだん生地が硬くなり
   一つになる。鍋底に生地がこびりついてきたら練るのを止め、
   火から下ろす。
 4.溶きほぐした卵の1/4を加え、全体をひたすら混ぜて滑らかにする。
 5.同様に1/4ずつ加えては混ぜるのを繰り返し、最後の1/4は生地の硬さを
   見ながら少しずつ加えていく。
   *生地に指を深く入れて持ち上げた時、指の生地が手前にちょっと
    おじぎするくらいになるように調整する。
   *特に大きく焼く場合は生地を重ねて焼くため、重さで形が崩れやすく、
    ゆるい生地だと広がり過ぎることがあるので、ほんの気持ち硬めに
    仕上げること!
   *焼く前のシュー生地の硬さが何より大事なポイントです。硬いと
    膨らみが悪く、ゆるいと広がり過ぎてナンのようになってしまいます。
    くれぐれも卵の分量には気をつけましょう!!
 6.ちょうどよい硬さになったら、直径1cmの丸口金を付けた絞り出し袋に
   入れ、予め描いておいた円の内側をゆっくり一周する。(生地の太さを
   なるべく一定に絞りましょう)
 7.次にその外側にも同様に一周したら、厚みを出すためにそれぞれ2段に
   重ねて絞り出す。
 8.絞り終わったら、生地を作るときに余った溶き卵を刷毛で満遍なく
   塗りながら、形を整える。
 9.250℃に温めたオーブンを220℃に下げてから、絞り出した生地を入れて
   18〜20分焼き、その後200度に下げて5〜7分ほど乾燥焼きをして、
   割れ目までしっかり焼き目をつける。
   *焼け具合が気になっても、膨らみきるまでは絶対にオーブンを開け
    ないこと!せっかく膨らみかけたシュー生地がしぼんでしまい、
    その後はどんなに加熱しても膨らみません。
   *ガスオーブンの場合は熱量が多いので 250℃に予熱したら200℃に
    下げて23〜25分を目安に焼いていく(高温で焼くため焦げやすいので、
    取り出すタイミングを見逃さないように!時間設定は短めにして、
    外から焼け具合をチェックしながら時間を追加するとよい)
   *しっとりした生地がお好きな方は、乾燥焼きをしなくてもOKです。
10.割れ目まできつね色になったら焼き上がり。ケーキクーラーに乗せて
   完全に冷ますこと。
   *絞り出し袋に残った生地はそのまま保存せず、必ず焼いておきましょう。
    プチシューやエクレアにしてもいいですね。その際は焼き時間を短めに
    調整して焼き過ぎないようにしましょう。卵を塗り忘れないように!
    (一般的な霧吹きの替わりなので、必ず塗ります)
   *焼き上がったシュー皮は完全に冷めてから、保存袋に入れて冷凍
    できます。自然解凍で充分美味しく食べられますよ。(保存は1週間程度)

組み立て
 1.焼き上がったシューの皮は、高さの2/3位を水平に切る。
 2.予め作っておいたカスタードクリームを、ゴムベラで混ぜて軟らかくして
   から1cmの丸口金を付けた絞り出し袋に入れ、シュー皮の中に詰めていく。
 3.カスタードクリームを詰め終わったら、ラズベリーやキウイ、
   イエローピーチなど食べやすい大きさにカットしてバランスよく乗せていく。
 4.グラニュー糖を加えて8分立てにした生クリームを、Aと同様に絞り出し袋に
   入れ、フルーツを乗せたカスタードクリームの上に絞っていく。
 5.そこにカットしたシュー皮の上の部分を乗せ、オーナメントを飾り、
   最後に粉砂糖で雪のイメージに仕上げて出来上がり。

 * しっとりしたシューがお好きな方は組み立てて2〜3時間後(必ず
   冷蔵庫で保存すること)、ぱりっとしたシューがお好きな方は組み立てた
   直後がおいしいです。
 * 万が一残った場合は、大きな密閉容器の蓋にケーキを乗せ、本体を
   カバーに使うと取り出しやすくて便利です。カスタードは長期保存が
   できないので、次の日には食べきりましょう。

パリブレスト
 由来には諸説あるようですが、私が子供の頃に知ったのは1891年にフランスの首都パリとブルターニュ地方のブレストの間で行われた自転車レース開催を記念して、自転車の車輪を模して作ったのが始まりと言うものでした。

 一般的なシュークリームでさえ、めったにお目にかかることのなかった頃ですので(なにしろ近所にケーキ屋さんなんてありませんでしたから・・・)、車輪を模して作ったなんてどんなに大きいんだろう???と思ったものでした。

 シュークリームにはしっとり軟らかなタイプと、香ばしくパリっと焼いたタイプがありますが、いずれにせよ自分で作れるというのは、最高の贅沢ですよね。

あとがき
 シュークリームを初めて作ったのは高校2年の時。
当時ガスコンロに乗せて使うタイプのオーブン(高校生が買える値段ではありませんでした。)が出回っていて、毎日のように「欲しい!欲しい!」とねだっては、母の周りをうろついていた私。

 流行りの家電や道具など決して買うことのない我が家でしたので、半分だめもとでねだったと言ってもいいのですが、なんとびっくり!ある日学校から帰るとそのオーブンが置いてあったのです。

 それからは暇さえあればお菓子を焼いていたような気がします。(高校生なのにね・・・。勉強は・・まあそれなりに・・・笑)
家族に試食してもらったり、学校へ持って行ってお昼休みのおやつにしたり、褒めてもらえるとすっかり調子に乗って本当にたくさん、たくさん作りました。
その中でもシュークリームはなぜか男子生徒に大うけして、「私も意外に上手に作れるじゃん!?」なんて自画自賛したことを思い出します。

 あの時オーブンが手に入っていなかったら、きっとお菓子作りへの興味はとっくの昔に薄れていたかもしれませんね。
 おそらく両親にとっても、清水の舞台から飛び降りる気持ちで買ってくれたオーブンだったに違いありません。
 それを思うと今は本当に感謝、感謝です。



西舘 友子


posted by 料理 レシピ at 10:00| レシピby西舘友子