
子供たちの笑顔を念じて作る母の定番弁当
ふと気が付くと、すっかり秋の気配。
吹く風も爽やかで、気持ちのいい季節ですね。
お子さんからご年配の方まで、誰でも気軽にスポーツを楽しめる絶好のシーズン到来です。
中学生や高校生はこれから新人戦や秋季大会などがあって、更に部活が忙しくなる季節でもありますね。
試合が近づくにつれて、どんどん練習がハードになって行きますが、その分栄養をしっかり摂らないと疲労回復が遅れるのはもちろん、貧血や怪我の元にもなりかねません。
普段は簡単に食べられるようにおにぎりだけのお昼ご飯ですが、チームのみんなと力を合わせて頑張ってもらいたいので、栄養たっぷりのお弁当を差し入れましょう。
部活の仲間がどんな反応をするのかちょっと心配だけど、たまには自分のおかあさん以外の味を体験するのもいいのではないでしょうか?
食べた後はしっかり練習して、新人戦は圧勝だといいなぁ〜!
【おにぎり】
材料(3〜4人でつまめる分量)
・ご飯 3合・豚ローススライス 4〜5枚
・白ゴマ 大さじ1
・焼き肉のたれ(市販品でよい) 適量
・紅塩鮭(中辛〜極辛) 1/2切れ
・梅干(小さめ) 2〜3個
・焼き海苔 適量
【鶏のから揚げ】2008年3月31日掲載のページを参照して作りましょう。
【秋刀魚のトロトロ煮】2008年8月21日掲載のページを参照して作りましょう。
【だし巻き玉子】あっさりした味わいです
材 料(3〜4人分)
・卵 6個・だし汁 90cc
・砂糖 小さじ4〜6
・薄口醤油 小さじ4〜6
・片栗粉 小さじ2
*卵は塩分が効きやすいといわれていますので、薄口醤油は少なめに加えて
味見をしてから調整してください。
【お漬物】
材料(作りやすい分量)
・大根 5cm・きゅうり 1本
・シソの葉 5〜6枚
・塩 適量
・鷹の爪(唐辛子)の小口切り 少々
作り方
【おにぎり】最近流行の肉巻きおにぎりは、ボリュームもあって中高生の差し入れにはぴったり!!食べやすいように小さめに握るのがコツです。
1.ご飯を3等分して、具材を混ぜ込んでいく
2.白ゴマを混ぜたご飯は俵型に握り、豚肉を広げて乗せて端からクルクルと
巻いて行き、巻き終わったところを下にしてフライパンで焼いてしっかり
火を通し、仕上げに焼肉のたれで味を付け、全体にたれが絡まったら出来上がり
*バットなどに乗せて充分に冷ましてから詰めること
3.焼いてほぐした紅鮭をご飯に混ぜ込み、小さめのおにぎりにしたら海苔で巻く
4.梅干は種を取って軽く包丁でたたき、ご飯に混ぜ込んで同様に小さめに握り
海苔で巻く
* それぞれ充分に冷ましてからお弁当箱に詰めて行きましょう。
鶏のから揚げと、秋刀魚のトロトロ煮はそれぞれのページを参照して作りましょう。
秋刀魚のトロトロ煮は前の日に作って、当日レンジで温めてもOKです。
【だし巻き玉子】
3個ずつに分けて作ると作りやすいので、面倒でも2回に分けて材料を混ぜていきます。
1.だし汁・砂糖・薄口醤油・片栗粉を混ぜ合わせ、完全に溶かしておく
(卵が3個ずつなので、だし汁等も半分ずつです。)
2.卵は白身を切るように混ぜ、軽くほぐしておく(ほぐしすぎるとコシが
無くなって、ふっくらと焼きあがりませんので、気をつけましょう)
3.ほぐした卵に@のだし汁を加え、全体に味が行き渡るように混ぜたら、
充分に熱した玉子焼器に油を流し入れ、全体に油が回ったらペーパータオル
などで軽く油を拭き取り、卵液の1/3を流し入れ、大きな気泡を箸で
つぶしながら中火で焼いていき、半熟状になったら向こう側から1/3位の
ところで畳む様にして巻いていく
4.空いたところにペーパータオルで油を馴染ませ、手前にある玉子を向こう側に
ずらし、同様に手前の部分にも油を馴染ませ1/3の卵液を軽く混ぜて流し入れ、
向こう側にずらした玉子の下にも卵液を流し、Bと同じように焼いていく
5.残りの1/3も同じ要領で焼いたら、バットなどに乗せて冷まし、食べやすい
大きさに切り分ける
【お漬物】
サラダ感覚の塩分控えめなお漬物を添えました。前日に作って置きましょう。
1.大根は拍子切り、きゅうりは長さを半分にしてから縦に4〜6等分して
軽く塩を振り、全体を混ぜ合わせたら、重石をして一晩おく
2.シソの葉は、塩水を沸騰させた物に潜らせ、氷水に取って水気を拭き、
縦半分に切って@の大根ときゅうりを一本ずつ合わせて巻き、
盛り付けた後に小口切りの鷹の爪を飾る
* その他にレモンや、ミニトマトなどを添えて彩りよく盛り付けましょう。
* それぞれ充分に冷ましてから詰めてください。
* 季節のフルーツも疲労回復にお勧めです。
あとがき
お弁当には定番と呼ばれるメニューがいくつかありますよね。冷めてもおいしい鶏のから揚げは、体育会系男子の必須アイテムと言っても過言ではありません。
秋刀魚のトロトロ煮はすっかり我が家の定番になりました。
骨まで軟らかで身もパサパサしないので、小さなお子さんからご年配の方まで安心して食べられるメニューです。
今年はいつになく大型の秋刀魚がお手頃価格で手に入り、我が家は本当に助かっています。
魚料理は苦手と言う方も、簡単に作れるので是非チャレンジしてくださいね。
そして彩りにも不可欠なのが玉子焼き。
これはかつて同僚が「玉子焼きはモソモソするから嫌い!」と言うので、試しにだし巻き玉子を食べてもらったところ「こんな玉子焼き初めて食べた!!」といって平らげた、作った本人もビックリのエピソードが残る定番おかずです。
息子が幼稚園の時から作り続けただし巻き玉子は、思い入れがあってやっぱりはずせません。
それぞれのご家庭に「我が家の定番」があって、それを食べたら元気になる!と言うメニューはきっとうれしいはずですよね。
試合の結果も気になるけれど、何より元気で頑張ってくれるのが一番うれしいです。