
帰省を楽しむお正月の逸品
大晦日。朝から晩まで台所勤務となる私の最初の仕事は、ごぼうの千切りです。
実家のきんぴらは、ごく普通のごぼうと人参の金平でしたが、港町に住み着いた私は、何時の頃からか、生たらこ(真鱈の卵巣)をたっぷりまぶした地域の味「子持ちきんぴら」を作るようになり、今では、我が家のおせちの1品として欠かせないものになりました。
手が黒くなってしまうほどのごぼうをひき、人参と合わせて炒め煮して、最後に生たらこをほぐして汁気がなくなるまで炒ります。
生たらこは、東北ならではの食材のひとつ。真鱈の卵巣で真子と呼ばれます。オスの白子はキクで、お刺身や酢の物、お吸い物とこちらも冬の美味しい食材ですね。
ちなみに塩タラコや明太子はスケソウダラの卵巣です。
今年も、帰省する子供たちの「これを食べると我が家のお正月!」「帰りに貰っていく!」の声を聞きたいばっかりに、ひたすらごぼうを切り、どっさり『子持ちきんぴら』を作ろうと思っています。
材料(4〜5人分)
・ごぼう 2本(太めのもの)300g位・人 参 100g
・生たらこ 150〜200g ※分量は好みで調節
・油 大さじ2
・ごま油 大さじ1/2
・しょうゆ 大さじ3
・酒 大さじ4
・砂糖 大さじ3
・塩 少々
・だし汁 1C
作り方
1.ごぼうは洗い、アルミ箔を手で軽く握って潰したもので、流水の下でこすると皮がきれいにとれる。これを4cm長さのマッチ棒位の千切りにし、
水にさらしてアクをとる。
2.人参も皮をむきごぼうと同じ様に千切りにする。
3.生たらこは、2つくらいに切り、酒少々を加えた水にさらしておく。
4.鍋に油を熱し、中火でごぼうを炒める。ごぼうが白っぽくなってきたら
人参を加えて炒める。人参に油が回ったらだし汁と調味料を加えて、
ふたをして炒め煮にする。
5.ごぼうに味がしみて、煮汁が鍋底に少し残っている程度になったら、
水気をきった生たらこを加え、はしでほぐす様に良く混ぜてパラパラにして、
最後にごま油を加えてさっと炒めて火を止める。
ポイント
※ごぼうはアクが強いので皮をこそげる時も流水の下でさらすようにする。※ごぼうの切り方によって火の通りが違うので、煮汁が少なくなったらだし汁を
加える。
※生たらこを加えるときは必ず煮汁が鍋底にある時に入れる。煮汁が無いと
焦げ付いてしまうので注意する。
※生たらこを鍋に入れたら火を通しすぎない。
※お好みで糸こんにゃくやえのきだけ、絹さやなどを加えると彩がいい。
※生たらこが手に入らない場合は塩たらこでも出来ますが、その場合は
しょうゆや塩の分量を減らしましょう。
