
食材王国みやぎ 12月の地産地消応援メニュー
12月に入るとより一層クリスマス気分も盛り上がってきます。冬になっても元気なアイビーにクリスマスの飾り付けをしたり、玄関にはリースがいいかな・・・?などあれこれ考えながらの準備も楽しい時間です。
そして気になるのはやっぱりクリスマスケーキですよね。なんでも今年は小さめで高級感のあるものが人気なのだとか・・・?
でも私は初心に帰って子供の頃の憧れだった、「いちご」がたっぷり乗ったショートケーキスタイルのデコレーションに決めました。
シンプル・イズ・ベスト!
スポンジはフワフワのシフォンケーキ。
そこに真っ白の生クリーム、その上に真っ赤ないちご、そして柊をそえたら、それはもう「究極の美しさ」・・・。
そして大人から子供まで誰が食べても納得の優しい味わいは、家族揃ってのクリスマスをより一層充実したものにしてくれそうな予感がします。
作り方は次回ご紹介致しますので、楽しみにお待ちくださいね♪
みやぎのいちご
「仙台いちご」のブランドで知られるみやぎのいちご。主な産地は亘理町・山元町・石巻市・東松島市・蔵王町・登米市・栗原市などとなっています。東北では生産量トップ、全国でも10本の指に入るほどの大生産地だということをご存知でしょうか。宮城県内はもとより東北・北海道へも出荷されているとのことで、なかなか好評なのだとか・・・
我らが「仙台いちご」も頑張っていますね!!
これまで「とちおとめ」と「さちのか」が主な品種だったようですが、亘理町や山元町では「もういっこ」の作付けが増えているそうです。
2008年3月に品種登録された「もういっこ」は宮城県農業・園芸総合研究所が10年の歳月を掛け開発した宮城県のオリジナル品種です。病害抵抗性を持つ宮城県オリジナル品種と「さちのか」を交配させ誕生した「もういっこ」は、大粒の果肉とさわやかな甘さが特徴で、糖度と酸度のバランスが良く、すっきりとした味わい。ついつい「もういっこ」と食べてしまうことからネーミングされたのだと言います。
病害抵抗性の品種と掛け合わせたことで、病気にも強く、減農薬栽培が可能ということですから、私達消費者としても、より一層安心して食べられる品種と言えそうですね。
一方石巻市や東松島市では「紅ほっぺ」の作付けが増えているようです。静岡生まれの「紅ほっぺ」は「もういっこ」と同様に大粒の品種で、「章姫」と「さちのか」を交配させて誕生しました。果肉は軟らかくジューシーで、甘い香りが立ち、後味の良い食べ応えのある品種です。
東京の大田市場でも入荷が増えている品種だそうですが、昨年は仙台市内の高級フルーツを扱うお店でも石巻産や東松島産の「紅ほっぺ」をたくさん見かけました。
宮城県内の北から南まで生産地が分布しているということは、より新鮮な「いちご」が手に入りやすいと言うことでもありますね。直売所を置いているところもありますので、ぜひ、ぜひ完熟とれ立てを召し上がってください。
そして県内のそれぞれの生産地がお互いに切磋琢磨して、より一層品質の良いイチゴが出荷されることを期待したいと思います。
いちごの歴史
今のような栽培いちごは北アメリカ原産のバージニアいちごと南アメリカ原産のチリいちごが、18世紀中ごろオランダで交雑してできたもので、それがヨーロッパ全域、アメリカへと広がったものと言われています。日本には江戸時代の末期にオランダ人によって伝えられたとされていますが、本格的に栽培されたのは1872年以降だそうです。
1899年にフランスから導入された「ゼネラル・シャンジー」と言う品種を基に育成された「福羽」は日本のいちごの基本を作った名品種と言われています。
1960年代までは初夏の食べ物だったはずの「いちご」が、食生活の変化と共に、栽培技術の向上や品種改良などが進んだことで、ほぼ周年栽培されるようになりました。
そしてケーキ屋さんにとっては一年で最も忙しいクリスマスに合わせるかのように、たくさんのいちごが出荷され始めます。
いちごの真っ赤な色合いは、クリスマスケーキを彩る上で、無くてはならない存在となりました。
いちごの機能性
多量に含まれるビタミンCは、抗酸化機能があり、また動脈硬化の原因である血管壁におけるコレステロールの沈着、内皮細胞の障害、血中過酸化脂質などを低下させ、その予防に有効であるとされています。また果実には抗がんと抗菌作用のあるエラグ酸や、虫歯予防物質のキシリトールも含まれている他、赤色色素のアントシアニンや有機酸は抗変異原や抗腫瘍作用、血清や肝臓脂質の改善作用、抗菌作用などの機能が確認されています。(小学館 食材図典より抜粋)
いちごの美味しい食べ方
わずか5個で一日に必要なビタミンCを摂ることができると言われている「いちご」ですが、可憐で小さな一粒からは想像もできないほどたくさんの機能を持ち合わせていることに驚かされます。せっかくの多機能な「いちご」ですから、栄養価も含めより美味しく召し上がって頂きたいと思います。
いちご農家の方によると、実は冷蔵庫に入れない方が、日持ちも良く、甘みが抜けずに美味しく食べられるそうですよ。これからの寒い季節なら、暖房していない部屋に置くと傷みが少ないとのことですのでお試しください。
そして召し上がる時は、ヘタの方から食べると先端の甘いところが最後に口に入るため、より甘みを感じるそうです。
ちなみに洗うときは「ヘタ」を取らずに洗った方が、ビタミンの流出を防げますので、こちらもお試しください。
あとがき
「いちご」の一大産地となった「みやぎ」。「とちおとめ」や「さちのか」だけでなく「もういっこ」、「紅ほっぺ」など、さまざまな品種が作られていますので、各品種を集めて食べ比べをしてみるのもいいかもしれません。生産地が身近にあるからこその醍醐味といえるでしょう。
地元の「いちご」をたくさん食べて元気な毎日を過ごしたいものです!!
