
2008年食スペハロウィンスウィーツでかぼちゃを皮ごと食べちゃおう!!
実りの秋を迎え、減退気味だった食欲もいつの間にか復活!という方も多いのではないでしょうか?葡萄やりんご、洋梨などのフルーツはもちろんのこと、栗、かぼちゃ、さつまいもなどスウィーツにピッタリの野菜やナッツ類がたくさん出回り、お菓子好きな人間としてはワクワク・ドキドキのシーズン到来です。
そんな中で手に入ったのは、近頃よく見かけるようになった「坊ちゃんかぼちゃ」です。小さくてかわいらしいので、ハロウィンまでキッチンに飾っておいてもいい感じ・・・。と思ったのですが、食欲にはかなわず「やっぱり食べちゃお〜!」ということで久しぶりにパイに仕上げてみました。
パイ生地を自分で仕込むのは大変なので、お手軽に冷凍のパイシートを使って作りましたが、そのかわりバニラビーンズたっぷりのカスタードクリームを手作りしてパイの中に詰めてみました。 クリームの上に皮付きのままレンジで加熱しただけの「かぼちゃ」を並べてキャラメルソースでアクセント。グリーンとイエローのコントラストが美しい!カスタードクリームとの相性も良く、なんだかお菓子にうるさくなった息子も「very good!」といいながら、一皿ぺろりと平らげました。やったぁ〜♪やっぱり喜んで食べてくれると嬉しいものですね。
秋の日の昼下がり、爽やかな風を感じながら手作りスウィーツでtea timeやハロウィンパーティーを楽しんでください。
材料(21cmタルト型1台分)
・パイシート(1枚が約100gの物) 2枚・坊ちゃんかぼちゃ(やや大きめ) 1/2個(皮付きで250g前後あればOK)
・卵黄 1個
・生クリーム 100cc
・ラム酒(お好みで) 5〜10cc
・キャラメルソース(お好みで) 適量
(作り方→かぼちゃのタルト参照)
・打ち粉(強力粉) 適量
○カスタードクリーム(作りやすい分量/全てのクリームを使い切るわけではない)
・牛乳 250cc
・バニラビーンズ 1/2本
・卵黄(Lサイズ1個およそ20g) 3個(60g)
・グラニュー糖 50g
・薄力粉 15g
・コーンスターチ 15g
・バター 25g
準備
*パイシートをバットなどに出して解凍しておく(重ねず解凍する)*カスタードクリーム用の薄力粉、コーンスターチは一緒にして2回振るっておく
作業手順
1.パイシートを成形し冷蔵庫で1時間以上休ませる2.カスタードクリームを仕込み冷ましておく
3.かぼちゃを加熱する
4.パイシートを空焼きする
5.カスタードクリームに泡立てた生クリームを加え、滑らかに混ぜ合わせ
搾り出し袋に入れておく
6.全てがしっかり冷めてから組み立てて行く
作り方
@パイ生地1.打ち粉をした台にパイシートを置き2枚重ねてから、4辺を麺棒で押さえて
しっかり張り付け、パイシートの中央から奥に向かって伸ばし、次に中央から
手前に伸ばす。(3〜4回繰り返す)
2.次に90度回転させ、同様に伸ばしていく。裏も同様に伸ばす
3.タルト型より3cm程大きめに伸ばしたら、生地にフォークで軽く空気穴をあけ
底の抜けるタルト型に乗せ、側面がきれいに立ち上がるようにひだを寄せながら
敷き詰めていく
4.きれいに敷き詰めたら、余分な生地は外側に倒しておき、タルト型の上で
麺棒を転がし、生地をカットしていく
(余ったパイ生地は丸めずに平らに重ねて伸ばし、よく切れる包丁でカットし
グラニュー糖を振りかけて焼いて食べると美味しい。残ったカスタード
クリームをのせてもgood)
5.乾燥しないようにラップやビニール袋で覆ってから、冷蔵庫で1時間休ませる。
※ここですぐ焼くと、焼き縮みが激しく、きれいに焼けないので面倒でも
必ず休ませること!
A基本的なカスタードクリーム
1.ボウルに卵黄を入れ、ホイッパーでよくほぐしグラニュー糖を加え更にほぐす。
(手首は動かさず、肘を軸にして動かすとよい。ブランシールと言う。
レモンイエローになるまでほぐすこと。泡立てるのとは違いなるべく
空気を入れないこと。)
2.@にふるった粉を一度に入れ、ホイッパーを立ててゆっくり混ぜる。
(決して練らないこと!)
3.厚手の鍋に牛乳とバニラ棒(半分に切り込みを入れておく)を入れ、
軽く沸騰させ、その中からお玉で一つAのボウルに入れホイッパーで
ゆっくりときのばし、更にもう一つ分入れときのばしたら、鍋にボウルの
中身を一度に空ける。
4.ゆっくりと全体を混ぜ、強めの中火にして焦げ付かないようにホイッパーで
混ぜながら練っていく。あっという間に硬くなり始めるので、ここから
少しだけ手早く混ぜる。沸騰したところで止めないで、更に練り続けると
一瞬固くなった後、急に軟らかくなるのでそこで火を止める。
ここでバターを加え50回くらいゆっくり混ぜて出来上がり。
5.煮上がったらボウルにあけ、バニラビーンズをよくしごいて取り出し充分に
香りをつける。氷水につけて時々かき混ぜながら熱を取る
(冷たくなるまで氷水につけておく
6.カスタードクリームは長期保存が利かないので、余ったら冷蔵庫で保管し
次の日には使い切るようにする。
(表面が乾かないように、ラップを張っておくと良い)
*鍋の中心がポコポコ泡立つくらい、しっかりと煮ること
(弱火だと粘りが出て口当たりが悪く、粉っぽさも残る)
Bかぼちゃ

そのまま冷まし、冷めたら冷蔵庫で冷やしておく
Cパイ生地
1.先に冷蔵庫から生地を出して室温に置いておく。その後オーブンを230℃に温め、
オーブンペーパーを丸くカットし、型の側面がきれいに立ち上がるように
放射状に切込みを入れてから生地の上に乗せ、更に重石を隅々まで乗せて
生地が浮き上がらないようにする。
2.230℃のオーブンで20分を目安に焼いていく。焼く温度が高い為、油断すると
焦げてしまうので17〜18分位から様子を確認しながら焼いていくこと。
3.焼きあがったら一度取り出し、重石をはずし(熱いので火傷しないように
作業すること!)卵黄を刷毛で生地の内側全体に満遍なく塗って、230℃の
オーブンで3〜4分乾燥させてから取り出し、型のままケーキクーラーなどに
乗せ冷ましておく。
Dカスタードのダブルクリーム
1.生クリームをボウルにあけ、氷水で冷やしながら8分立て(ホイッパーで
持ち上げて、角がおじぎする位)にし、出来上がったカスタードクリームと
合わせて行く。
(ラム酒を加える場合は、生クリームを泡立てる時に加えること)
2.カスタードが硬くなっているので、先にゴムベラなどで充分ほぐしておき、
そこに泡立てた生クリームを少しずつ加え、全体を均一に混ぜていく。
3.混ざったら搾り出し袋に入れ、バットなどにのせ冷蔵庫で冷やしておく。
E組み立て(食べる直前)
1.焼きあがったパイ生地を型からはずし、搾り出し袋のクリームをパイ生地の
中心部から渦巻き状にゆっくり絞っていく
2.冷やしておいたかぼちゃは、皮の付いた方を円周側にして放射状に少しずつ
重ねながら一周する。二周目は一周目と反対の向きに重ねていく。
飾りに乗せた葉っぱは、サラダやコロッケで果肉だけを使った残りの皮を
使用(分量外)。皮の周りにこそ栄養がたくさんありますので、是非捨てずに
召し上がってくださいね。
3.出来上がったら10〜12等分を目安にカットして、お好みでキャラメルソースを
かけて召し上がれ!キャラメルソースが苦手な方は粉糖をかけてもおいしく
召し上がれますのでお試しください。
*おもてなしのデザートにもお勧めの逸品です。ちょっと作業工程は多めですが、
頑張った甲斐のある美味しさですよ!!是非作って見てね♪