
自ら作り、克服して味わう喜び♪
夏のある日、「ちょっとお願いがあるんだけど・・・」と向日葵ママからの電話。
彼女からの電話は決して珍しいことではないのだけれど、どうも今日は様子が違う・・・?
よくよく話を聴いてみると、お嬢さんがクッキーの作り方を教わりたいとのこと。
お嬢さんには玉ネギとベーコンのマフィンをはじめ、いろいろなお菓子を試食してもらいましたが、まさかこんなリクエストが来るなんて、思ってもいなかったのでビックリ!!
「なーんだ。そんな事ならいつでもどうぞ!なんだったら今日でもいいですよ!」と言うわけで急遽「お菓子教室」の始まりです。
今回はビギナーの方でも挑戦しやすいアメリカンタイプを選びました。
成形しなくて良いので、とっても簡単。しかもサクサク感がたまらない美味しさです!!
嬉しいことに試食した向日葵ママとお嬢さんからは「☆☆☆」を頂きましたよ。
うふふ♪
ちょっとした手土産にも喜ばれること間違いなしです。
是非お試しくださいね!
材料(直径6cmで20個位)
・バター 70g・ショートニング 60g
・グラニュー糖 50g
・黒砂糖(粉末タイプ) 50g
・バニラオイル(なければエッセンス) 少々
・塩 ひとつまみ
・全卵 1個
・薄力粉 150g
・ベーキングパウダー 小さじ1/3
・重曹 小さじ1/3
・フルーツグラノーラ 適量
準備
*薄力粉、ベーキングパウダー、重曹は一緒にして2回振るっておく*バター、ショートニングは一緒にボウルに入れ、室温で軟らかくしておく
(マヨネーズよりやや硬めが目安。硬いと作業がしにくい)
*グラニュー糖と黒砂糖は一緒にして軽くまぜておく
*天板にオーブンペーパーを敷いておく
*オーブンは180℃に温めておく
作り方
1.室温で軟らかくしたバターとショートニングを、ホイッパーで軽く混ぜ、砂糖類を3回に分けて加え、その都度100回くらいよく混ぜる
2.混ざり残しがないようにボウルの回りをゴムべらで払い、塩と
バニラオイルを加え、また100回まぜる
3.ボウルの回りをゴムべらできれいに払い、卵をよくほぐしてから3回に
分けて加え、なめらかになるまで100回くらいずつ、丁寧に混ぜていく
(ここでホイッパーは終わり)
4.回りを払ってから、粉類を2回に分けて加える。初めの1/2量はゴムべらを
右から左に動かしながら混ぜる。その際、左手でボウルを手前に回しながら
混ぜるとよい。残りの1/2量は同じようにボウルを手前に回しながら
ゴムべらを上から押さえるようにして混ぜていく。
5.生地ができたらスプーンですくって天板に落としていく。
焼いているうちにかなり広がっていくので、間隔を充分とって生地を落とすこと。
天板が1枚しか入れられない場合には、オーブンペーパーに生地を
落としておくと良い。
6.生地を落としたら、フルーツグラノーラをのせ軽く押さえてなじませ、
180℃のオーブンで15分〜20分を目安に焼いていく
7.焼きあがったらケーキクーラーの上で冷ます
8.充分に冷めてから密閉容器に入れ、更に乾燥剤を入れておくと良い。
常温保存のこと。
酸化が進むと味が落ちるので、一週間位で食べ切ること。
*長く保存したい場合は、生地の状態で冷凍保存しておき(1ヶ月以内)、
必要なときに解凍して焼くと良い。その際は生地が硬いので、手で丸めて
天板にのせていく。
*フルーツグラノーラだけでなく、ミューズリーやシリアルなどお好みのものを
トッピングしてみてください。違った味わいが楽しめます。
袋に少しだけ残ったグラノーラやシリアルってありませんか?もうこのままでは食べたくないし、かといって捨てるのも忍びない・・・という時に私の師匠から教わったコーンフレークのマフィンをヒントに生まれたクッキーです。
人間窮地に追いやられると、いろんなことを考えるものですね。サクサクのクッキーにカリカリした食感が加わって、食べ応えのあるお菓子に生まれ変わります。
コーヒーとの相性もばっちり!お子さんには牛乳でも美味しく頂けますよ。是非一度お試しくださいね。
向日葵ママ撮影記

そんな中、突然…
『お母さん、今日と明日暇なんだけど何したらいい?』
『???』
数日前から体調を崩し、貴重な連休に予定を入れられなかったらしい。
『お菓子でも焼けば?!』
『だってうまく焼けないんだもの!!』
『・ ・ ・ !!』
そんな娘との会話の後、Dateねぇちゃんに相談し、即日お菓子教室の実現となったのである。
娘をDateねぇちゃんにおねがいしたので、私の役割は娘を先生の所に送りとどけるのみ!!
爽やかな風の流れを感じつつお昼ねで十分鋭気を養ったのでした(*^^)v
親子共々大変お世話になりました
アメリカンクッキーやらマフィンやらの幸せの香りあふれる帰宅途中、娘はこう話していた。

『作り方だけじゃなく、材料の物理特性や理論もわかりやすい言葉で教えてもらえるから理解できるんだよね〜!!』
『大学の先生の講義よりわかりやすかったよ!!』
良かった!
良かった!!
久しぶりの娘との休日はとても実りある1日となったのでした。