2008年08月14日

あなご重

あなご重
『手軽であっさり』うな重もどきは夏のスタミナ源

 夏休みに入り、毎日のように元気な子供たちの声が聞こえてきます。
でも、お母さん方は元気をなくしていませんか? 本格的な暑さはこれからですよ。
新鮮で旨みたっぷり、しかも安全で安心な地場の「あなご」を使って、スタミナのつくこんな夕ご飯は如何でしょうか?
うなぎとあなごは海底に一緒に住んでいます。うなぎは、ビタミンAをたっぷりと含み、蒲焼一切れで、大人が1日に必要な量が摂れるんです。でも、あなごも負けてはいませんよ。うなぎよりはちょっぴり少ないんですが、ビタミンAの量は、他の魚の100倍もあるんです。夏のスタミナ源にはぴったりの食材です。
白焼きや蒲焼の状態で販売されていますが、私の地域では、この時期は、前浜に朝あがったばかりの、グニュグニュ動き回るほどの新鮮なあなごがお店にならびます。生あなごを買い求めて、じっくりと煮含めて、甘辛のタレをかけて頂くと、うなぎよりはさっぱり目の脂がジワーッと口に広がり、元気が湧いてきそうな気がします。
あなごご飯には、しじみ汁を添えましょう。
しじみは、タウリンをたっぷり含んでいて、疲労回復や肝臓の働きを良くしてくれる頼もしい食材です。暑い暑いと飲みすぎのお父さん!!!寝る前にしじみ汁をお進めします。2日酔いにはなりませんから。♪♪

材料(2人分)
 ・米     2C
 ・あなご   大2尾
 ・醤油    大さじ3
 ・みりん   大さじ3
 ・砂糖    大さじ2
  (あればザラメ ※あれば内大さじ1は水あめ)
 ・酒     50〜80cc
 ・水     50〜80cc
 ・木の芽   適宜

作り方
<あなご重>
 1.白いご飯を炊いておく。
 2.あなごは割いたものを1尾2〜3つに切る。各々の切り身に3本竹串をうつ。
   (身が丸まるのをふせぐため)
 3.浅鍋にあなごとあなごがかくれるくらいの水を入れて火にかける。
   煮たってきたらすぐ火を止めて、鍋ごと水道水の流水で、静かに手で
   こするようにしてあなごのぬめりを丁寧にとる。あなごの水気をふきとる。
 4.浅鍋にたれの材料を全部入れて砂糖が溶けるまで煮る。
 5.たれが煮立っているところに下ごしらえをしたあなごを入れて、
   15分から20分位、味が染みこむまで煮る。焦がさないように時々
   鍋を揺り動かす。
 6.あなごは鍋から取り出し、たれをトロリとするまで煮詰める。
 7.温かいご飯を器に盛り、煮含めたあなごをのせ、木の芽を散らしていただく。

<しじみ汁>
 1.しじみは良く洗い、水に浸して30分位泥をはかせる。
 2.鍋に人数分の水を入れて、煮立ったところにしじみを加える。
   再び煮立って、しじみの口が空いたら、味噌を溶いて火を止める。
 ※たくさん手に入った時は、泥をはかせたら、1回分づつ小分けにして、
  冷凍しましょう。
  食べるときには、鍋に水と凍ったままのしじみを入れる。煮立ってきて、
  しじみの口が開いたら、アクを取り、味噌を溶いて出来上がりです。

色川 恭子

posted by 料理 レシピ at 10:00| レシピby色川恭子