2008年08月05日

お中元&お歳暮に届くカニ缶メニュー/夏ばて回復に蟹のくずかけ

蟹のくずかけ
汁まで旨いヘルシーな蟹缶の隠れた才能

札幌に住む長男から今年は蟹缶の詰め合わせが贈られてきました。
北海道は美味しい食材がたくさんあり、これまではお菓子やとうもろこしじゃが芋、メロンなどが贈られてきていましたが、メタボを気にする私達夫婦に、美味しくヘルシー、そしていつでも手軽に食べられるようにとの長男なりの配慮のようです。
蟹缶の詰め合わせは、そのまま盛り合わせるだけの手軽でおいしい、最高の酒の肴でが、疲れを感じている息子は、夏ばて回復のために『胃腸』に優しいお料理を作って欲しいようです。

resipi_080805-2.jpg のど越しの良いメニューに仕立ててありますので、食欲のないときにもお勧めです。
時にはひと手間かけて、冷たいもので弱っている胃腸を回復させるメニューはいかがでしょうか?!
お客様の多い夏休み、おもてなし料理としても是非どうぞ!!
まずは、みんなで試食開始です。

材料
resipi_080805-3.jpg ・毛蟹缶詰(内容量55g) 1缶
・蕪(かぶ) 3個
 又は大根の厚切り 3切れ
・水 300CC
・酒 大さじ2
・みりん 大さじ1
・塩 少々
・白醤油 大さじ1
・ズッキーニ 適量
・水溶き片栗粉 適量

作り方
<下煮>
 1.小さめの鍋に缶詰の汁と水300CC、酒を入れて準備し、蕪は皮をむいて
   弱火で10分程度煮る。
 2.蕪をひっくり返して缶詰の中身(ほぐし身)の半分を入れ、みりん・
   塩・白醤油で味をつけ、さらに5分程度煮たら、火を止める。
   (蕪や大根は余熱で火がとおり、味もしみるので余分なエネルギーを
    使わないエコ発想の煮物にむいています)
<仕上げ>
 3.30分以上放置し、竹串がスーっと通るようになったら、中火で再び煮始め、
   フツフツしたら、水溶き片栗粉で煮汁にとろみをつけ、火を止める。
 4.残りの蟹缶を入れて味をなじませたら盛り付けて出来上がり
<ポイント>
 ※30分放置している間に他のお料理が作れますし、余裕のある時間帯に
  作り置きしておくと効果的です。

向日葵ママのメニュー開発室たより
せっかく高価な蟹缶なので、効能・高価を調べ、薬膳に仕立ててみました。
向日葵ママの発想をご紹介したいと思います。
resipi_080805-4.jpg <蟹の効能・効果>
@酒毒を除き、肝臓に良い
A胃の調子を整え、消化促進。
B補血、清熱・解毒作用があり、健忘、めまい、黄疸に良い。
C筋骨を丈夫にする
D食性は寒(体を冷やす)
※中薬大辞典/小学館 より抜粋
 蟹の食性は寒、身体を冷やす食材ですが、調理方法で食性を変える事ができ、「ゆでる」「蒸す」「煮る」「焼く」「炒める」「揚げる」の順で温性の方向に移動していきます。

今回は胃腸の調子を整え、消化促進を目的とした薬膳仕立てにしていますので、「炒める」「揚げる」は油脂使用のため不向きです。煮物の、くずかけにしていますので、更に温性がたかめられています。
又、大根も蕪も消化促進効果のある食材ですが、大根の食性は「涼」蕪は「温」と同じ調理法なら蕪の方が胃腸系には優しい効果を持つことになります。
調理法や組み合わせる食材により薬膳の効果は変わっていくので、とても奥の深い分野です。

<エコの発想>
○蟹缶の汁は旨みを含むおいしいスープなので、煮汁に使用しています。
○下茹せずに、蟹缶の汁が薄くなるので、煮汁は極力少なめにしています。
○火力の削減のため、余熱調理を行っています。

<スタイリング>
○器や添える食材を変えることで、夏にも秋&冬にも適しているお料理に仕上がりました。
○蟹は高級食材で、冬のイメージですが、比較的手軽なお値段の缶詰は、いつでもどこでも使える保存食です。天飾りにすることで、ちゃっかり高級感だけ頂き、器とのコーディネートでおもてなし料理として活躍してくれる事でしょう!!

佐藤 綾子

posted by 料理 レシピ at 10:00| レシピby佐藤綾子