
あったかまごころを贈るファミリーバレンタイン♪
バレンタインデーと言ったら、やっぱりチョコレート!!という方もたくさんいらっしゃることと思います。チョコレートメーカーの宣伝だったとはいえ、見事に日本のビッグイベントに成長した感があります。今では小学校での受け渡しを禁止しているところもあるほどですから、もはや国民的行事と言えるのかも知れません。
甘いものが苦手な男子も多い中、なぜか我が家の男子たちは「超」が付くほどの甘い物好きです。その中でもチョコレートは大、大、大好きらしく、私が密かに食べようと思って買っておいたチョコレートもいつの間にかなくなってしまうほどです。 そんなに好きならば・・・と毎年チョコレートのお菓子を作ってきたのですが、今年は以前ご紹介した「苺のクラフティ」をデザートにして私も熱々を頂き、プレゼント用は別に焼こうかな?とあれこれ試案中です。手作りは確かに手間のかかることですが、家族の笑顔にはかえられません♪ここが母の弱いところかもしれませんね。
このトルタ・カプリーゼはどこのスーパーでもすぐ手に入る材料ばかりなので、わざわざ遠くに買いに行かなくても、普段のお買い物のついでに揃えられるのも、忙しい主婦には嬉しいところです。 チョコレートのお菓子はどうしてもヘビーなイメージがありますが、このお菓子はメレンゲたっぷりのライトテイストです。もちろん甘さ控えめですのでメタボ世代のパパにもお勧めですよ♪ 深い味わいのコーヒーと一緒にどうぞ・・・
材料(直径20cm丸型一台分・底が抜ける型がよい)

・バター(食塩不使用) 110g
・卵黄(Lサイズ) 4個分
・グラニュー糖A 40g
・卵白(Lサイズ) 4個分
・レモン汁 小さじ1/2
・グラニュー糖B 40g
・くるみ 100g
・薄力粉 10g
・ココア 10g
・仕上げ用粉糖 適量
・型用バター 適量
準備
ボウル大2個(卵白のボウルは油分や水分が残っていないもの) 中1個 小1個ホイッパー1本 フードプロセッサー一台 キッチンタイマー1個
ケーキ型(20cm) ハンドミキサー(羽2本) 刷毛1本 中のボウルが入る鍋1個
ケーキクーラー1台 茶こし1個 ゴムベラ1本
*バターをボウル大に入れ、マヨネーズくらいの硬さになるまで軟らかくしておく
(バターが硬いと後の作業がしにくいので充分に軟らかくしておくこと)
*型用バターを軟らかくしておき、型に刷毛で隅々まで丁寧に塗り、底と側面に
オーブンペーパー(専用品が製菓材料コーナーや専門店などで手に入るので
探してみてね!無いときは市販のオーブンペーパーを型に合わせてカットして
使っても良い)を敷いておく。
*卵を卵黄(小ボウル)と卵白(大ボウル)にそれぞれ分けておく
(卵白は必ず冷やしておくこと!)
*ココアと薄力粉を一緒にして2回振るっておく
*くるみをフードプロセッサーに入れ、さらさらの粉状になるまで細かくしておく
*チョコレーロをボウル中に入れ、ボウルがちょうど入るくらいの鍋にお湯を沸かし、
水気が入らないようにしながらチョコを溶かす
(湯せんと言います。溶けていればOKなので、あまり熱くしないよう火加減注意!)
*オーブンを170℃に温めておく
作り方
1.ハンドミキサーに羽1本を付け、最低速にしてバターをよく混ぜ、そこにグラニューを3回位にわけて加えて、その都度丁寧に混ぜ、
ゴムベラで周りをきれいに払っておく。
2.湯せんしておいたチョコレートを鍋からはずし、ボウルの底を拭いて
水気がたれないようにしてから、少しずつバターに加えていきそのまま
ハンドミキサーで全体をよく混ぜる。
(チョコはゴムベラで丁寧に払ってすべて加えること)
3.Aに卵黄を一個ずつ加え、その度に丁寧に混ぜ周りを払っておく。
4.卵黄が混ざったら、粉末にしておいたくるみを加え全体をよく混ぜる。
5.Cに振るっておいたココアと薄力粉を加え、ゴムベラでよく混ぜる。
6.@で使ったハンドミキサーの羽を油分が無くなるまで丁寧に洗い、
布巾でしっかり水気をふき取ってから、もう一本の羽と一緒に2本の羽にして
卵白を泡立てていく。
(ボウルや羽に油分や水分が付いていると、卵白が泡立ちにくくなるので注意!)
冷やしておいた卵白のボウルにレモン汁を加え、グラニューも小さじ1程加え
ハンドミキサーの最低速で充分にほぐしたら最高速にして
2分程(あくまで目安)泡立て、ある程度泡立ってきたところで半分くらいの
グラニューを加える。
7.そこから30秒位泡立て、しっかりした泡になってきたところで残りの
グラニューを加え、更に30秒程泡立て、ツヤのある泡になりハンドミキサーを
止めて持ち上げたときピンと角が立つようになったらOK
(角がおじぎするようなら、もう少し泡立てる)
8.Dの生地にFのメレンゲを加えていくが、まず分量の1/3程度をゴムベラで
すくい入れ、ホイッパーで全体をよく混ぜたら周りをきれいに払う。
次の1/3はゴムベラに換え、ボウルの中心にゴムベラを入れ手前に引いて
返しながら混ぜる。そのとき左手でボウルを手前に回しながら、
ゆっくり泡が消えないように混ぜ、残りの1/3も同様に混ぜていく。
混ぜ終わったら周りをきれいに払っておく。
9.生地を型に流し(膨らむので型の7分目位までにすること)、170℃に温めた
オーブンに入れ35〜45分様子を見ながら焼く。竹串を刺してみてどろっとした
生地が付いてこなければOK(焦げると苦くなるので注意!)
10.火傷をしないように注意しながらオーブンから出し、ケーキクーラーなどに
型ごとのせ、粗熱が取れてさわれる温度になったら型からはずす。
壊れやすいので注意してはずすこと。メレンゲの力で膨らむお菓子なので
冷めると自然に中心部分が少し沈む。
11.しっかり冷ましたら切り分け、お好みで粉糖を振りかけて食べる。
12.密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し(寒い時期なら暖房していない部屋に
おいてもよい。室温10℃程度まで)、食べるときは暖かい部屋に
30分くらい置いて、バターの硬さがなくなってから食べるとより美味しい。
*今回は直径20cmの型一台分で、大きいハート型(ハートの一番広いところが
16cm・中心の凹んだところから細くなっているところまでが
12.5cm・高さ6cm)1台と、パラフィンカップ6〜7個に分けて焼いてみました。
ご家族用とプレゼント用に分けてもいいかもしれませんね。
*お酒の強い方はイタリアの蒸留酒「グラッパ」を飲みながら召し上がってみてね!
*プレゼントするときは手順12の保存方法や食べ方を必ず伝えてあげてくださいね。
一番いい状態で召し上がって頂けたら、3月14日は嬉しいホワイトデーに
なるかもしれませんよ♪
トルタ・カプリーゼってなぁに?


イタリアン・ドルチェと言えばだいぶ前に一世を風靡したティラミスや、パンナコッタが有名ですが、このトルタ・カプリーゼもイタリアのお菓子です。 カプリーゼと付く位ですからカプリを代表するお菓子ということなのでしょう。カプリ島のあたりはくるみの産地だそうで、その特産物を使ったお菓子がずっと受け継がれているというのは、本当にすばらしいことですね。 お母さんが愛情を込めて作ったバレンタインのケーキが、いつの日か家族の思い出の1ページになってくれたらこんなに嬉しいことはありません。 今回はプレゼント用ラッピングも含めたフードスタイリングのご紹介もしています。 家族の笑顔のためにもぜひチャレンジしてみてください♪